五月病予防法’07としました。

私は太極拳と気功の指導をしていますが、

ちょうど今の時期から梅雨明けぐらいまで、が本領発揮の時候です。


野外太極拳1


もう1週間ほどすると、もう体の調子を崩しやすい方が出始めるので、

今ぐらいから「こころ」と「からだ」の準備をしておきましょう。

そんな私なりの方法をご紹介します。

先ず今年の特徴は、力強い景気回復がある、ということと、

3月で団塊の世代の皆さんのたくさんの退職もあり、

4月からの新学期や新年度からは、慣れないことをたくさんしたりすることがあったりするので、

連休明けの、今頃からは「病は気から」の言葉通り、

「気を病みやすい時期」になります。

先ず天気が、不安定になりやすく体内時計が狂いやすいということと、

仕事量の多さや慌しさから、先が見えにくくなってくることがあります。

自分が疲れていると思ったら、

「こころ」と「からだ」の力をいろいろ工夫して「回復」させるようにしましょう。

その中で一番簡単で、

誰でも気軽にできるのは観想法といわれる「瞑想」が一番です。



外2

できれば、家の近くでも一人になれるところ(できれば自然を感じられる場所)で、

先ず、座ってゆっくりと、目を閉じて、深く息を全部 吐けるだけ吐き出しましょう。

時間をかけてとにかく「できるだけ長く」息を吸います。

そしてまた深く吸った息を全部吐いて、これを繰り返します。

10回ほど行ったら、落ち着いてくると思いますので、

そのまま黙想をします。

ときおり樹木や鳥や魚などの生き物に目をやり、

自分の日頃と比較して、不足しているところを見習ってみましょう。



外1

そしてまた目を閉じ、今自分にとって一番たいせつなことを、

「想って」みましょう。

雨の日は鳥は活動を休めるのを感じたり、

樹木は冬の間じっとこらえてきたことを、ちょっと思い出したりします。

自然のはたらきと多くの人間たちの活動は比例します。

ですから今の世の社会中の人間の行動の傾向では、

とにかくたくさんの作業を増やして、

それを多くの人へ割り振ることをします。

毎年ある、こういった影響があるだけなので、

落ち着いてみれば、一過性の事柄ばかりだということがわかります。

ですから、慌てている人やあせらせる人たちは、

単に自分に「ゆとり」がないだけなのが判ります。

それに天気の変化が体調に影響を与えることだけです。

ですから、身体は冷えないように対策をとり、

目に入る「慌しい」ものには、「余裕」をもって対処しましょう。

あせりやあわただしさは、可能を不可能にします。

それに巻き込まれるのを予測して対応できると、

自分のペースが守れます。

自分の人生で大切な事を大事にして、

そのほかの所詮「作業」にすぎない「事柄」などは「後回し」でも大丈夫です。

そう、人間以外の生き物たちは、

「モノ」がなくても、充分に充実した生き方をしています。

疲れた心にも羽をつけてあげてください。

自由な空は何時だって存在しています。


外3