私は子供の頃から、心掛けてきたこと。
それは「今」を充実させる生き方をすること、です。
まだ武術を始める前に、野山や川で遊び、
友たちと朝から晩まで走り回っては「発見」を捜し歩いていました。
それがいつからか、社会を構成する空気や雰囲気が、
テストでいい成績をとって、いい学校へ行って、
いい会社へ入って、いい収入を得るようになれ、と教えるようになりました。
そんな勉強や生き方は意味が無いと、ずっと感じていました。
こういうと、世間の歪んだ心を持つ一部の人間は、
「じゃあ悪い学校がいいのか」とか、「悪い収入でいいのか」とか、
安易な答えを出すことがあります。
「今」を充実させる生き方を、「今」できなくて、何時出来るのか。
それを言い続けていました。
あれから30年ほど過ぎて、今想う事。
ずっと「今」を充実させる生き方は続いています。
武術を続けて25年、大きな力を身に付けたと思います。
振り返れば、やはり「時は金なり」といいます。
もっと解りやすくいえば、
「有意義な時間」は金で買えない、
金で買える「有意義な時間のようなもの」は演じられたり、「虚像のもの」でしか過ぎない。
一時期よく見聞きしました。
「今が楽しければいい」
これと自分の哲学はまったく別のものです。
「今が楽しければいい」というのは、いつも楽しく充実していないから、
「自己」から離脱して、現実逃避できるTPOの中で「享楽」な空気に浸っていたい・・
ということです。
時に言葉は勘違いして広まることがあります。
それは、多くの人達が
テストでいい成績をとって、いい学校へ行って、
いい会社へ入って、いい収入を得るようになれ、
と教えられてしまったからだと感じます。
現在はITを通じて老若男女が気軽に意見交換できる時代になりました。
もっと「学問」をたくさんの人達が掘り下げて、考えて、
真の「学問」「信念」「理念」を学びあっていくことが大事だと思うのです。
企業家は「目先の利益」をただ上向きにするだけの考え方を改めて、
より充実した生き方を「今」皆さんでする事が大切です。
眠った「夢の中」でも楽しい仕事をしていて、
眼が覚めたら、それを現実に移す生活:ライフワークがベストです。
有難いことに、今自分はそれを日々実践しています。
その基本は、
私は子供の頃から、心掛けてきたこと。
それは「今」を充実させる生き方をすること、です。