日々あちらこちらで中国武術の指導、
太極拳・気功のレッスンに周っています。
その中で年配の方に時々言われることがあります。
私は「年だから・・」
先生は「若いから・・」
「年だから」できなくなる、ということと
「若いから」できるだけ、ということを、
簡易に仰る方が非常に多いのです。
かつて10代に武術基本功を訓練していた時にも、
年上の方から同じようなことを言われたのを覚えています。
言う方はきっと、これで精一杯なのも解ります。
しかし、言われた人の方での選択肢は二つになります。
そうなのか「若いから」できるのか、「年になれば」できなくなるのだ。
それが普通。
だから「年をとる」のは嫌だ、ということと、
そうだろうか。
「そう言われてきたことを、鵜呑みにして努力を怠ったせいではないのか」
と感じることの違いです。
「あきらめる」のは簡単です。
「あきらめない」のは労力と工夫と忍耐が求められます。
自分はもうじき40代に入りますが、
10代や20代のかつての時よりも「今」の方が、
たくさんの面で、はるかに充実しています。
「今」が充実しているのだから「未来」は更に充実するだろうと自分は思っています。
振り返れば10代の頃から
この考え方と実践を、毎日朝昼晩と行っています。
だからこそ私は一生涯をかけて証明したいと思います。
「年をとる」ことの喜びと素晴らしさを伝える為に、
還暦を過ぎてもずっと、「爺の力」で武術を発揮している自分を楽しみに、
頑張ります。