皆さん、GWはいかがお過ごしでしょうか?

昨年は上海での大会があったので選手としての


ハード・トレーニングをこなしながら、教練兼団長として選手団を率いる準備などで大忙しでしたが、

今年の私のスケジュールでは休日特別レッスンをしたり、

時々休みをとったりして、のんびり過ごしています。

自分は仕事もライフワークも武術専門なので、

時々普通の休日を感じたり、街を歩いて人々を眺めたりして

一般世間の流行を体感するのもいい社会勉強になるものです。



今年のGWは世間の景気も良く、通る人それぞれに、
楽しさと活気にあふれています。

今の日本は自由な雰囲気につつまれて、

これからの新しい時代の幕開けを思いました。


少し振り返れば「不景気」や「リストラ」などの多くの問題は、

社会組織の上層部が引き起こしたトラブルに多くの善良な市民が

巻きこまれたごく一部の時間の中の出来事だったのがわかります。

これからを思うに、

以前はよく悲観的な将来をイメージしたり宣伝したりすることが

一時代には風潮としてありました。

中には今でも心地よくない誤ったエールを世間に

送っているマス・メディアなどがいますが、

それらの影響などに振り回されないことも大事だと感じる時があります。



今を見つめれば、元気に頑張っているこどもや若者たち、壮年、年配の方々が

それぞれ未来を活き活きと生きていくのに


ふさわしい行動、考え方、実践をして時代を築く大切さを感じます。

思えば世間の人の行動、そのほか作り出す全てのものは、

「その人間の美学」が作り上げているものです。



そうすると人は、ただやりたいこと、なりたい自分をしているだけだと気付きます。

たとえば金髪の人は「金髪」をよしとして好きだからそうしているのであり、

唇にピアスをつけるならば、それが良いと感じているからするだけです。

ズボンがかなり下がって穿いているのも、

それが格好がいい、と「その人」が思うものです。

はじめは何だこりゃ、と感じるものも時にはありますが、

大人ならば、違和感=嫌悪感ではなく、

それらをも受け止める包容力が大事だと思うことがあります。



(しかし それが世の「精神汚染」の悪影響になっていきそうなものには、ビシッとするケジメも必要です)




自分自身の美学を磨くことは、


その感性を磨くことにつながっていきます。

どんなものでも自由な美学が発揮される時代には、

人それぞれの、受け止める側の「素朴な感性」が重要になってきます、

自分はほかの物事もたくさん、ありとあらゆるものをも経験しましたが、

武術一筋でよかったと「心」から思うことがよくあります。



「直感」を大切に、実感の中で一日一日を過ごし

物事を「体得」し続けることがこれからは更に重要になってくると思います。



最終的に人間は老若男女区別無く、誰でも「直感」でものを見ていると思います。