二十四節気
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戦後日本では、文部省(現 文部科学省)主導による、
教科書による指導に頼り過ぎていたことを、ふと思うことがあります。
ここ数年は日本国内でも、
その「戦後モデル」で手本とした
共産主義的社会主義教育に限界がきたことがわかります。
その中で、一時代は「迷信」を排除するはたらきもあり、
その影響もあってか、
「二十四節気」もあまり大切にされなくなりました。
その後、季節感を大切にしない傾向や風潮が一般世間では普通になり、
その結果もあってか、
原因不明の病気が増えたり、
異常気象だとか言い出して常に自然現象を恐れるようになったように思えます。
暦は農暦ともいい、
これを理解することは、第一次産業に携わる者にとっては必須です。
太極拳は技巧的になりつつあるため、
ここを学ぶ人はとても少なく思います。
気功や導引を行う者にとっては、
二十四節気、七十二候を理解しなくては練功はうまくいかないでしょう。
七十二候
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「自然との共生」というと、
自然環境破壊者たちへの問題を扱う政治的、
経済的な知識人のいうような言葉の意味ではなく、
願わくば、偉大なる「大自然のはたらき」を 我々の祖先たちが克明に
記録をして残した遺産の「暦」をより理解する人を増やし、
そのはたらきと共に安心して日々を充実させながら生きていく、
ということが大事だと思うのです。