来年は08年北京五輪が開催されます。


その中で「中国武術」は「特設項目」という初開設の項目で大会が行われます。


IOC 国際オリンピック委員会の記事(英語版)
http://en.beijing2008.com/24/92/article212049224.shtml



知らない人の方が多いでしょうけれども、


「中国武術のオリンピック種目化」へのはたらきかけは、


実は「柔道」や「テコンドー」よりも古く、


1936年ベルリンオリンピック大会でのエキシビジョンに遡ります。



その後日中戦争、第二次世界大戦もあり、


その実現は、ずっと伸び伸びになっていました。



それには、政治的問題、経済的な問題もたくさんあったようです。



私は、純粋な日本人ですが中国武術を通じて、


多くの武術家の方々から


厳しい訓練をこなし、中国哲学や道徳などを学び、


とても可愛がって頂きました。



その当時80年代中盤から90年代後半までの


日本国内の社会現象の思い上がった「バブル社会」の


世間の風潮がとても好きになれませんでしたし


その当時の「日本社会」には失望感すら思えました。



その時に、純粋な心と体の力を注ぎ、武術の道へすすみました。



しかし、だんだんと中国の政治的な問題も知るようになり


武術界でも大陸での共産主義的な思考と台湾の民主主義的な思考の


イデオロギー闘争に巻き込まれていることを知りました。



日本国内においても共産的社会主義的思考、


自由な民主主義的思考の影響を受けている人たち同士の意見の対立も大きくあり、


日本でも、日中間に横たわる複雑な深い溝を感じながら、


様々な困難と試練を乗り越えてきました。



これから、ようやく「北京五輪」が来年開催されます。


今は、自分の専門のことが、仕事になり、


楽しく、いいかたちで日々発展しております。



お世話になった今は亡き老師の皆様方に、


日本人として、日本における武術界の発展と、


今後の楽しく、やりがいのある双方のビジネスの発展と、


真の日本と中国と台湾の平和で豊かな自由主義経済の実現、


民間交流に役立ちたいと思っています。


「北京五輪」


楽しみにしています。