中国武術を広める仕事をしているので、中国とのつきあいは20年以上になります。


来年の北京五輪や2010年の上海万博開催で、今や中国とのビジネスは盛んですが、


日本と感覚はまったく「考え方」が違うので、


そのあたりは、時間をかけてゆっくりと「中国ビジネス」を勉強したほうがいいと思います。



先ず「プロジェクト」のすすめ方が全く日本とは異なると思います。


日本の企業は特に「プロジェクト作成」までに時間をかけて、


できた「プロジェクト遂行」に時間をかけます。



中国での民間ビジネスでは基本的に「プロジェクト」は「ビジョン」のひとつだと思ったほうがいいいでしょう。


そのために常に変化し続けます。


予定は未定であり、未定が予定だったりします。


つまり、その時々のチェックが大事で、変化を予測して応対しなければなりません。



決まっていないから、「無関心」でいると、急に決まったりします。


それでいて、また変更がしょっちゅうあります。



でも、これはビジネス本来の原点を日本人に教えてくれてくれているきっかけになっている、とも感じます。




エレベーターやエスカレーターに乗っかっていくみたいに、楽チンな仕事は、本来存在しません。


1日、1日の大切な勝負の連続が、


会社・個人でもビジネス感覚を鍛えてくれるのです。