日々、自分の身に付けた感覚をレッスンでお伝えする毎日です。
「養生導引操」では「内面の力:パワー」を実感、つまり実際に感じる、こと。
「太極拳」では、身体のありとあらゆるすべてを、思いのままに操作する、こと。
「武術」では、攻防技術にスピード、パワー、反射神経をフル稼働させた技。
そして、これら全てに共通していることですが、
一番大切なのは、動く「思考」の力です。
反対の言い方をすれば、動かない「思考」
あるいは、動けない「思考」を持つ人が世間では多く、
これは、
動かなければならない時に、ブレーキをかけ、
動かしてはいけないときに、アクセルを踏む感覚の持ち主。
それは、行動や反応の結果を見る前に「失敗」を考えたり、
自分の思考を深める経験の無さゆえに世相に流される
価値の無い情報に「洗脳」されやすい「思考」です。
これからの日本社会では「動かない思考」を持つものに、
物事を遂行する力を与えたりすることは、
自暴自棄を導く、自滅行為に近いことです。
動かない「思考」は「独善的」な感覚から離れられず、
「動かない」故に、自分がどのように、周りから
思われていることさえ、気付く事は無いのかも知れません。
世の中は時間と共に、常に流れていきます。
動く「思考」では、時代の流れの中で全てを客観視をし、
今、自分が何をすべきか。
を常に問い続け、思考し、最大限の能力を発揮します。
いずれどんな「失敗」でも味方に付け、
ありとあらゆる変化に対応し、身体も心も常に適応する能力。
これからは、動く「思考力」の活かされていく時代でなければなりません。