近頃の日本社会での景気回復に伴い、全体的な経済の活性化は非常に好ましく思いますが、
また、少しゆるみのあるアクションが目立つように感じました。
ありるあらゆる「事業」は先ず構想という「プロジェクト」ありき、で始まり、
達成すべきプロセスが決まり、
そのプロジェクトを実行する人材が定まり、
必要な時間が費やされる。
ここに求められるのは、成されるべきプロジェクトの
プロセスへの理解
プロセスへの実行
プロセスへの忠誠
であり、
この結果が、全ての経費を用いた「プロジェクト」の姿であります。
日々、技術革新:イノベーションや叫ばれながら、ありとあらゆる「事業」は構築されますが、
本当に不要とされるものは、
「プロセスへの無知」
の中での行動全般です。
「報酬」を求めるだけの仕事、「プロジェクト」への意識の低さ、「未来への虚妄」な姿勢。
事業である仕事の結果が、世間で問題あり、になるのはこのような「プロセスへの無知」の集積が引き起こしています。
あるいは、初めは熱心であっても「気の緩み」や「行動力への不信」から、「無知」「無関心」になっていくようです。
真の事業や仕事というものは、見ための良いもの、聞いた話は見事なもの、口から景気のいい言葉が出てくるもの、ではありません。
世間はいつもどこかで勘違いをすることがあります。
必要なプロジェクトの大原則は、人と世が求められていないモノを作ってはいけない。
時代はいつも後からついて来るものですが、
現在に、まだ「それ」を求めていない人たちがたくさんがいて、無意識の中で欲しているものがあり、
後に「それ」がもたらされることによる「成功」と「功績」を手にするのが歴史に残る事業です。
それは、目に見えない姿をしていても、
見える人には、見える「事業」です。
心の眼が開くこと、開眼した人のできる仕事です。