元々は、人は「見かけ」によらない、といいました。
言葉というのは、時代により変化します。
最近では、人は「見かけ」による、という言葉も出てくるようになりました。
その人の「見かけ」には、2種類あると思うのです。
ひとつは、「自分自身」が見られている、
という意識を前提に作られている、表面上の姿。
ふたつめは、その人の「内面」から作り出されている
「力:パワー」が外表に顕れている、こと。
ここでは、その「見かけ」を判断するのに、
どのセンスで感じるかが大事であろうと思うのです。
ひとつめは、目立って人目を惹きたい為に、そうなっている。
ふたつめは、己の意識が気付いてもいなくても、外に表れている。
見抜くにも、「人」を見る目があるかないかも問われます。
人の「見かけ」は、その人の「意識の現われ」である、とはいえます。
そして、大体「見かけ」通りではあるけれど、
時々「あれっ」と思う人も中にはいます。
その時に、
人は「見かけ」によらないね。
という事が本当のところだと思うのです。