仕事における、マネージメントは「結果」が全てです。
スポーツ競技においてもこれは一緒です。
時折、多くのスポーツ選手が口にします、
「記録」より、「記憶」に残る結果を残したい、と。
私個人の意見ですが、
このような考え方やマネージメントのレベルが高いとは思えません。
何故なら、「記録」も「記憶」も、過去に向かうものだからです。
大切なのは「今」です。
私も以前は、武術の競技選手でした。
選手を辞めてからも、経験を活かして、
今は、更によりよい 広い世界で活動しています。
競技会での結果は、どんなに良かったものでも、
過ぎた去った時間の中での出来事です。
いつだって、充実した「今」の連続が、
充実した「未来」を築きます。
毎日、リアルタイムに出会う たくさんの人達に
「武術」と「気功」「太極拳」を通じての「大脳トレーニング」を施し、
「記録」と「記憶」の能力を、活性化させる事をしています。
そうすると、誰であっても、人は将来へ目を向け努力を始めます。
この、活性化された感覚というものは、
常に前向きで積極的な姿勢になっていきます。
「記録」より、「記憶」に残る結果を残したい、という考え方は、
既に「思考」が固執しているように感じます。
若き選手ならば、チャンスはいっぱい作れるはずです。
年配になっても、チャンスを作ることだってできます。
人々に覚えていてもらいたい、「過去」にずっと生きていたい、
「忘れないでね」と言っているようにも聞こえます。
現在、日本の人口はおよそ1億2千700万人います。
多くの人々は、マスメディアに取り上げられる人にばかり注目しますが、
誰もが、同じ人間であり、それぞれ1億2千700万人の中のうちの、
一人です。
もっと人それぞれが、自分自身の「未来」に「期待」できることを、
個人個人で創造し アピールし続けて、
「記録」とか「記憶」のような、
人々の覚えている「過去の一部」に生きるのではなくて、
常に「今」を生きることが大切なように感じます。