慶應義塾大学といえば東京都港区の三田キャンパスが有名ですが、面積は横浜の日吉キャンパスのほうがはるかにワイド。
三田キャンパスの面積は約5万平米。
東京ドーム(46,755平米)よりちょびっと広い。
一方、日吉キャンパスの面積は公式サイトによると約10万坪(約33万平米)。
一説には実測43万平米とも言われています
所在地は東急電鉄日吉駅のすぐ目の前というアクセス抜群の好立地
日吉キャンパスには湘南藤沢キャンパスの3学部をのぞく7学部の教養課程と3科の大学院生が在籍しています。
ただし入学式と卒業式は全学部生を一堂に会して日吉キャンパスで行われます。
さらに慶應義塾には卒業25年目のOBを卒業式に招待するという伝統があります。
寄付金集めがねらい、との噂も
そんなわけで卒業式の出席者はめちゃくちゃ多い。
慶應義塾大学の今年の卒業式は3月25日でした。
日吉駅のコンコースは毎年恒例の大混雑
向かい側に見えるイチョウ並木が日吉キャンパスです。
写真に写っている銀色の巨大な球体は彫刻家・三澤憲司の代表作「虚球自像(こきゅうじぞう)」
慶應生のあいだでは「銀玉」の愛称で親しまれています。
金色にしなくて良かったですな 三澤さん
天気が雨模様なのがお気の毒でした
手前の道路は神奈川県道2号線 通称「綱島街道」
奥のビル群が日吉キャンパスです。
今年の卒業生はコロナ禍の年に入学した人たち。
入学式は中止。臨時休校も長期に及びました。
ほんとうに大変だったと思います。
ご苦労様でした。
イチョウ並木の坂の上に見える白亜の建物が卒業式会場の記念館。
先代の記念館は1958年に慶應義塾創立100年を記念して建設されました。
その建物を創立150周年の記念事業として2009年ごろに建て替える予定でしたが、リーマンショックの影響で延期となり、8年後の2017年にようやく工事を再開。
2020年3月10日に満を持して竣工したら今度はコロナ禍で入学式や卒業式などのイベントが全て中止に。
そんな悲運続きの建物です。
慶應義塾大学の去年の卒業式は3密回避のため午前と午後の部に分けられましたが、今年は久々に全学部が同時開催となったようです。
それでも昔に比べて混雑が少ないのは、横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れたときに日吉駅と日吉キャンパスが地下道で結ばれたからかもしれません。
ちなみに昔の大混雑の写真がこちら。
銀玉もほとんど見えない大混雑。
歩行者信号が青になるたびに黒山の人だかりが押すな押すなと道路を渡ります。
このころは午前10時に卒業式が始まっていましたが、今年は午後2時開始でした。
美容院で着付けが必要な女性にとっては午後開催の方が楽かもしれません。
ちなみに慶應義塾大学の卒業式は三田会(慶應のOB会)の結成式も続けて行われるので2時間を超える長丁場です。
そのため慶應から東京大学の大学院に進学した人が東大の卒業式の短さに驚いて、
「えっ、これで終わり?? さすが東大、タイパ最高!」
と言ったとか言わなかったとか。
そういえば今日はパシフィコ横浜で横浜国立大学の卒業式も開催されたそうです。
ご卒業おめでとうございます。
皆様のご多幸を心からお祈りしています。
おしまい
本日もご覧いただきありがとうございました。