気がつけば今年も余すところあと一ヶ月
年の瀬の東京でいま話題のホットスポットが麻布台ヒルズです
ちまたで横浜の別班と呼ばれるわたくし。
宿敵、大江戸東京の動向を探るべく諜報活動に行って参りました。
誰も横浜の別班とか言ってねえし
ぼく横浜の蒙古斑
麻布台ヒルズは超高層オフィスビルの麻布台ヒルズ森JPタワーと二棟の超高級タワーマンション、そして超々高級ショッピングモール麻布台ヒルズガーデンプラザで構成される複合施設。
上の写真の左側の高層ビルがあべのハルカスを抜いて日本一高いビルとなった麻布台ヒルズ森JPタワー。
かつて、あべのハルカスに日本一の座を奪われた横浜ランドマークタワーの仇を取ってくれた盟友です
横浜ランドマークタワーは結局両方に抜かれたんだが
上の写真右側のビルは高さ237mの超高級タワーマンション、麻布台ヒルズレジデンスA。
最上階のお部屋は広さ1,500㎡、お値段200億円以上とか
募集開始は来年春の予定です。
今から貯金すれば間に合うかも
実はもうひとつ、高さ約270mの麻布台ヒルズレジデンスBも同時に完成するはずでしたが、工事を受注した三井住友建設のたびかさなる不手際により15ヶ月もの工期遅れが発生。
それが原因で三井住友建設は今期534億円もの巨額損失を計上しました。
ちなみに清水建設が手がけたA棟は予定通り竣工しています。
三井住友建設はその名の通り三井建設と住友建設という財閥系のゼネコン二社が合併した建設会社。
二大財閥の名を冠してはいるけれど「名ばかりの会社」という意味で「名簿会社」と呼ばれているとか。
このたびの大失態により「名簿会社」どころか「名貶会社」と呼ばれそうです
「名貶」なんて言葉ないけど
麻布台ヒルズガーデンプラザの奇抜なデザインを手掛けたのはイギリスのヘザウィック・スタジオ。
ちなみに建設したのは大林組だそうです。
麻布台ヒルズガーデンプラザはゆるい上り坂をはさんで左右に展開しています。
思っていたより大規模な施設でした。
麻布台ヒルズガーデンプラザの特徴的なフレーム構造物の表面は砂利を混ぜ込んだコンクリート。
業界用語で「洗い出し」というやつです。
昭和以前の建築物に多い伝統的な工法。
なので、どこか懐かしい感じも。
麻布台ヒルズガーデンプラザの屋上は緑豊かな果樹園となっております。
おそらく地価が日本一高い畑ではないかと。
ガーデンプラザ屋上の排水溝はやけに深くて段差があって、通路からまる見えなのにコンクリ打ちっぱなしのスッピンはちょっと…。
なんで排水溝がこんな形になっているのかもわかりません。
大雨になると鮭でも遡上するのでしょうか
こうして見るとガウディっぽい感じも。
地下鉄日比谷線の神谷町駅に通じるコンコースはネオクラシックなアールデコ調。
麻布台ヒルズガーデンプラザの6~8階は低層マンションの麻布台ヒルズガーデンプラザレジデンス。
日比谷線神谷町駅直結の超駅近物件となっております。
ショッピングエリアにはエルメスなど150のラグジュアリーブランドが出店。
ただしエルメスを含む一部ブランドはやや遅れて来年2月ごろオープン予定です。
また来年1月には大人気のデジタルアートミュージアム、チームラボボーダレスも開業します。
ちなみにガーデンプラザの右隣にある土蔵風の和モダン建築は西久保八幡神社の付属施設です。
麻布台ヒルズ森JPタワーは高さ330m
ほんとは325mという話も
ツルンとした樽形デザインはカクカク末広がりの横浜ランドマークタワーとは真逆のテイスト。
UFOみたいな森JPタワーのエントランスとソフトクリームみたいなオブジェ。
ここは巨大なビルの北側なので四季を通じて日当たり悪そう。
森JPタワー内からの眺め。
麻布台ヒルズ森JPタワーと麻布台ヒルズガーデンプラザのデザインテイストはあんまりマッチしていない気も。
外苑東通りを隔てて麻布台ヒルズの向かいにあるロシア大使館。
ここには警視庁の警備車両が常駐していて、朝から晩まで物々しい雰囲気が漂います。
最後に麻布台ヒルズの印象を一言で言えば、さすが東京
再開発の名の下に巨大なオフィスビルやタワーマンションをバカスカ建てて需要はあるのでしょうか
東京一極集中はますます加速しそうな雰囲気です。
横浜もそのおこぼれにあずからなければなりません。
麻布台ヒルズに対抗して横浜野毛マウンテン尻こすり坂ヒルズを作るとか
おしまい
本日もご覧いただきありがとうございました。