本教室で教えている競技名は空道と言う競技ですが
顔面突きを含めた打撃有/投げ有/寝技あり
と非常に技の種類が多彩です。
なかなか一撃必殺とはいかないため、単発の技のやり取りだけでは攻略できず
色んな技の組み合わせで戦略を組み立てるのですが
行える手が普通の格闘技より多いため、そのバリエーションは非常に多彩であり
攻撃/守備共に非常に大変且つ奥深いのです。
これまでは、この多彩な技術要素の中でトータルなレベルを上げるために
お互い疎であると思われる技群毎にまとまりを作り
技術特化した稽古を行っていました。
例えば
・顔面手わざ)ボクシング
・蹴り+顔面以外手技)フルコンタクト空手ルール
・投げ)柔道/サンボ
・寝技)柔術
といった具合でお互いに疎?な技術体系を特化して
そして最後に連動するという方法
しかし、この連動がなかなか上達しない。
個別な技術体系が全て強くても
全体を通すとなかなかうまく連動できる選手は意外に少ないことが、
空道という競技での大きな課題となっていました。
→今でも???
しかし、よく考えてみたら、疎な技術を連動する事って、難しいに決まっていますよね
疎であるという事は独立性が高いって事だから
簡単に繋がる(連動できる)筈がない。。。
って事で、最近色々と考えていたら
と言っても実際は私でなく周りの人たち一生懸命考えていたのだけど
そうしたら、意外なところにヒントがあって
・考察の軸を少し変えてみて
・少し方式をボトムアップからトップダウンに変えてみて
そしたら、面白い発見がいくつかあって
システムの世界は、より疎にオブジェクト化する方向で
世の中は進んでいるんだけど
武道の世界では疎であることはNGなんだと
最近の実感した次第です。
そんな中、大した発見じゃないけれど
ちょっと試してみたいことが出てきたので
自主トレ時間に試し中
ひと月くらいたってきたら
さらに思考が膨らみ、やりたいことが増えてきまして。。。
週一の稽古なので、まだ測定可能な成果は出ていないけど
半年くらいしたら目に見える成果が出ないかなぁなんて
ちょっと楽しみなのです。
まぁ、その発見があっているに越したことはないけれど
仮説を立て、それを実証してみるのって楽しいよね。。。
稽古時の意識の質が、確実に高くなっている気がするのです。