『この日に髪を洗うと黒く長くなる』
『女たちはこの日特に七夕洗いといって洗濯をしたり、髪を洗ったりする』
など色々な言い伝えがあるんですよ!
こんにちは。
市営地下鉄ブルーライン 弘明寺 又は
京急弘明寺 下車 弘明寺商店街 美容室プーアプー
美容師 久保田健太郎です。
今年も天気が悪そうな七夕

今でこそ除菌消臭が大好きな潔癖症日本人。
昔は海外に比べると洗髪に関しての意識は低かったようですね。(だからと言って現在正しい知識をみんなが知ってる訳じゃない…)
もともと日本人は髪を結い上げるので髪をきれいに洗って美しくすると言うよりも、ふのり、米ぬか、小麦粉などで髪の油分のベタつきを取り除く。そして油をつけて艶をつけまとめる整髪が多く用いられてきたんですよね。
なのでシャンプーによって髪を美しくするという概念はなく…
明治時代に日本に西洋髪が入ってきた時から、日本人の太くて硬い黒髪に適度な油分を与えるシャンプーが好まれるようになり普及し始めたんですよ!
とは言え今ほど毎日洗うなんて事は、ずーっと先のはなし。
日本における洗髪の習慣って、昔になるほど洗髪する回数が少なくなっていくんですよ!
それこそ年に何回かの大仕事だったので、
『七夕に髪を洗うと髪が美しくなる』という言葉は洗髪が日課として行われていなかった当時の時代を反映しているんですよね。
あぁ~見も蓋もない…
年に一度だけ七夕にしか彦星に会えない織姫が7月6日に髪を洗い、
心ときめき綺麗になって逢瀬を重ねる方がロマンチックですよね♪