南三陸町歌津平成の森仮設の人からの声
昨日電話があり話した内容。
「寒さ対策どうなりました?」
「なんとか皆さんに頂いたものなどでどうにかなるっちゃ」
「ここは断熱材入ってるし、二重窓だからまだいいのさ」
「枡沢仮設とかだと窓が1重だしあそこのほうが大変さ」
「あそこも工事が入ると聞いてますが・。」
「それはよかった。あそこもいろんな所から入ってるし、早く工事入ってほしいね」
「仮設の修復工事は順次やっとはいってきたようですね」
「本当、遅いっちゃ。今日なんて4℃で寒くて寒くて・・・」
「ここもやっと今度工事入るのさ」
「風呂に追い炊きがやっと付くし、玄関のところに雪がふきつけないように網戸もできる」
[砂利がアスファルトに変わり、車椅子が押せるようになる」
「バリアフリーの仮設のところなぜ砂利なのか疑問だったんですよね」
「それはよかった」
「中学校の方の仮設とかあそこはすごいっちゃ」
「部屋と部屋がつながるのさ、リビングがすごい広くなる」
「あそこは外観も立派ですよね」
「そうなのさ、なんでこんなに仮設の作りが違うんだろうね・・・」
「仮設も本来バラバラにならないで、例えば前に住んでた隣の人が隣になるとかなら、いいのにね・・・」
「今後の町の話しでもみんなバラバラだからなかなか大変なのさ」
「ところで今の収入はどういう状態ですか?」
「今はワカメの収入があるだけさ、先月は週3回、1日¥9000がでただけさ、まだ入ってこないけども」
「今月(12月)は週2回しかお金でないさ」
「週2回っていうと1ヶ月¥70,000ちょいくらいですか?」
「それくらいになるね・・・」
「それだと何も変えないですよね・・・」
「だからみんな不安なのさ・・・」
「ワカメだって、春にどれだけとれるかわからないし・・・」
「この前漁協からワカメのボイルの機械の話しがあったんだけども」
「その機械が250万するのさ、それを協業で3人から5人組まないと支援がでないとかで、そんな人数で組めないとみんな言ってたさ。組めばその機械が60万とかになるんだけども、じゃあその機械は誰の物になるのか、そういう事で必ず揉めるのさ。いままでだってそうだった。だからこっちはみんな協業なんてしてなかったし、家族単位の就労が多いのさ。漁業権だってそう。」
(続く)