南三陸町歌津、漁業の協業化、共同化の問題① | 南三陸町の早期の復興を願う。

南三陸町の早期の復興を願う。

3.11東日本大震災により、いてもたってもいられなく、辿り着いてご縁があった町が南三陸町。
そこで様々な現地の人、支援者の方と出会いました。
その町の人々の復興を願いながら、更新するブログです。

南三陸町歌津平成の森仮設の人からの声


昨日電話があり話した内容。


「寒さ対策どうなりました?」

「なんとか皆さんに頂いたものなどでどうにかなるっちゃ」

「ここは断熱材入ってるし、二重窓だからまだいいのさ」

「枡沢仮設とかだと窓が1重だしあそこのほうが大変さ」

「あそこも工事が入ると聞いてますが・。」

「それはよかった。あそこもいろんな所から入ってるし、早く工事入ってほしいね」

「仮設の修復工事は順次やっとはいってきたようですね」

「本当、遅いっちゃ。今日なんて4℃で寒くて寒くて・・・」

「ここもやっと今度工事入るのさ」

「風呂に追い炊きがやっと付くし、玄関のところに雪がふきつけないように網戸もできる」

[砂利がアスファルトに変わり、車椅子が押せるようになる」

「バリアフリーの仮設のところなぜ砂利なのか疑問だったんですよね」

「それはよかった」

「中学校の方の仮設とかあそこはすごいっちゃ」

「部屋と部屋がつながるのさ、リビングがすごい広くなる」

「あそこは外観も立派ですよね」

「そうなのさ、なんでこんなに仮設の作りが違うんだろうね・・・」

「仮設も本来バラバラにならないで、例えば前に住んでた隣の人が隣になるとかなら、いいのにね・・・」

「今後の町の話しでもみんなバラバラだからなかなか大変なのさ」


「ところで今の収入はどういう状態ですか?」

「今はワカメの収入があるだけさ、先月は週3回、1日¥9000がでただけさ、まだ入ってこないけども」

「今月(12月)は週2回しかお金でないさ」

「週2回っていうと1ヶ月¥70,000ちょいくらいですか?」

「それくらいになるね・・・」

「それだと何も変えないですよね・・・」

「だからみんな不安なのさ・・・」

「ワカメだって、春にどれだけとれるかわからないし・・・」

「この前漁協からワカメのボイルの機械の話しがあったんだけども」

「その機械が250万するのさ、それを協業で3人から5人組まないと支援がでないとかで、そんな人数で組めないとみんな言ってたさ。組めばその機械が60万とかになるんだけども、じゃあその機械は誰の物になるのか、そういう事で必ず揉めるのさ。いままでだってそうだった。だからこっちはみんな協業なんてしてなかったし、家族単位の就労が多いのさ。漁業権だってそう。」


(続く)