【『園子温という生きもの』 事前解説】 | ヨコハマらいぶシネマのブログ

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ジャック&ベティを中心に活動する音声ガイドチーム『ヨコハマらいぶシネマ』の活動や告知などをつらつら綴ります。




ヨコハマらいぶシネマです。

5月29日特別企画上映が迫ってきました。

第2弾、『園子温という生きもの』

熱い事前解説をお楽しみください。



【『園子温という生きもの』 事前解説】



園子温、情熱と芸術の本当の姿



2015年、園子温は4本の劇場映画を公開した。

このエネルギー、創作への意欲。いったい彼に何があったのか。

彼は何者なのか。



2014年、

テレビのドキュメンタリー番組で園監督を追ったのは若き映画監督、

大島新(おおしま・あらた)。

大島監督は、短い撮影期間では園監督の実像に迫れないことに気づき、

さらに取材を重ね1年以上の歳月を密着してカメラを回しました。



大島監督の父、故大島渚監督も、早くから園子温の才能を高く評価し、

その枠に収まらない芸術、文学、映像にまたがる才能を紹介してきました。

そして、50歳を過ぎた今もなお、園子温という生きものは、

メジャーで映画を撮りつつ、路上パフォーマンスを行い、ロックバンドで歌い、

自宅のアトリエで巨大なキャンパスに自分をぶつけ続けているのです。



園子温によって才能を見いだされた俳優、染谷将太と二階堂ふみ。

自主製作映画時代から親交のある映画評論家田野邉尚人、

アーティストとしてコラボレーションをするエリイ(Chim↑Pom)、

そして園作品に欠かせない女優であり、

妻として公私にわたるパートナーの神楽坂恵。

彼らが語る園子温像もまたあふれる彼のエネルギーの一部でしかありません。



そして、「ヒミズ」「希望の国」に続き、

フクシマの風景の中で失われた命と記憶に想いを馳せる新作映画

「ひそひそ星」の撮影現場で、映画とは何か、生きることとは何か、

われわれの未来とは何かを見つめ続ける園子温。



異端と言われながらメジャーに愛され、

海外で高い評価を受けながら今の日本にこだわる。

映画の枠を超えながら、しかし映画とは何かを模索し続ける、

一人の「生きもの」、園子温。



何が映画を作らせるのか、一人の映画監督を通じて、映画を、芸術を、

日本を俯瞰する、そんな長編ドキュメンタリーの登場です。

映画「ひそひそ星」と続けてご覧ください。



【5月29日 音声ガイド付き上映のご案内】



園子温監督ファン必見!

同日2本連続上映の2本目です。

それぞれ鑑賞量がかかります。



『園子温という生きもの』

【監督】大島新(オオシマ・アラタ)

【キャスト】

園子温,染谷将太,二階堂ふみ,田野辺尚人,安岡卓治

2016年/日本/97分/日活/DCP



日時:5月29日(日曜日) 19時上映開始

場所: シネマ・ジャック&ベティ



その他、申し込みなど、詳細はこちら!

お待ちしております。



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