正直愚行としか思えない。
一昔、二昔前の週刊プロレスならばああいう表紙もありかもしれない。
プロレスが一般書とはかけ離れた存在の、マニアのためだけの本であるならば。
しかし、時代は変わった。プロレスは再びお茶の間の日常に帰ろうとしている。
週刊プロレスもどこでも手に入る、どこでも目にするようになっていた。
その矢先にああいう写真を選択したことは、旧時代のプロレス感が未だに根付いているとしか言えない。
プロレスを世間に発信する最先端の立場にあるのにだ。
前編集長の佐久間氏なら、おそらくこれを選ぶことはなかったような気がする。
2/20の全日本プロレスでよかったのではないか、基本はその線で動いていたと勝手ながら推測している。急遽差し替えたのだろう。
※追記 Twitter上では、東京マラソンを完走した矢野通にすべきとの声が絶大だそうだ※
そんなアンチテーゼはプロレスをよくわからない世間には届きはしない。単なる酷い写真。晒し者。そんな風にしか映らない。
棚橋が激怒するのももっともだ。彼がプロレスを通して築き上げてきた、プロレスのイメージチェンジを一瞬にして崩壊させるような愚行。
ただただ虚しさが漂う。