yes,andとyes,but | 横浜で読書とインプロと農業(旧:横浜読書会)

横浜で読書とインプロと農業(旧:横浜読書会)

2014年まで横浜の読書会&勉強オフ会を開催していました。現在は、発達障害の市民活動のため、読書会の開催をお休み中です。

暑さにも少し慣れてきたこのごろですが、
でも暑い・・(^^;;

季節がらそろそろ残暑見舞いが近づいてきています。
立秋以降(23日)以降は残暑見舞いだそうです。


以前テレビで観ていたスタンフォード白熱教室のティナシーリグ先生の
ファンにすっかりなってしまってDVDを買っていました。
ところが、DVDを全部見る時間をなかなか確保せずに
時間が過ぎてしまっていました。

DVD1枚目はブレーンストーミングの基礎について
講義されているので、そこだけなんどか見たりしてます。

このまえも、ブレストのところを見直していました。


ブレストを仲間と行うというのはとても楽しい時間です。
できたらブレストができるような仲間はたくさん持っていたいと思います。


このブレストは、形だけまねて上手く機能するのでしょうか。

やってみたのもの、そうはいかないようです。


スタンフォード大学の学生たちのブレスト体験のある生徒のほとんどが
つまらない最悪のブレストを体験したことがあると言っています。
やはり肝となるエッセンスを押さえていることが大事なようです。

その点、ティナ先生のコミュニケーションの場を作ることにおいて優れているなと思います。
学ぶことが多いです(かといってすぐに応用できるわけでもないですが)

話題を転換させるタイミング
生徒から意見が出てくるような場づくり
参加者を動機づける声かけ能力など
内容以外でもコミュニケーション能力向上において
とても参考になります。

ティナ先生の本も、ふんだんな事例を通して
創造性と協働によってビジネスの場が変わっていくことについて
情熱的に書かれているので、気になるひとには
ぜひ読んで欲しいと思います。

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ブレストの場において大事なことは、

・ブレストはコスト不要の企画会議であり、制作とは区別して自由に発想すること
・YES,ANDで相手のアイデアを膨らますこと
・一人ひとりがペンを持って、全員で書いていくこと

ということが挙げられます。


2番目のYES、ANDというのが意外と難しいんですよね。


これには理由がふたつあり、

ひとつには、現実世界では、利害関係やリスク回避のために
「NO(でも)」という事が不可欠で習慣になっているということ。
そのため、ブレストに入る上で、ここで発言したことには
リスクは伴わないというコンセンサスが必要になってくるということです。

ふたつめは、ブレストで発した発言が実際にはリスクが伴っている場合が多いことです。

たとえば、自社の企画会議でブレストだと言われても、
自分が開発メンバーだとしたらどうでしょうか?
利害関係があるメンツでのブレストにおいては、
ある程度今後の状況を想定してアイデアを出さざるを得ません。
また、利益団体ではないコミュニティにおいても、
ブレストだと思って気軽にアイデアを出して
「じゃあ言いだしっぺのお前がやれよ」と一人だけに責任を押し付けるようなことになれば
ブレストに参加するのも憂鬱になります。


ブレストの企画者とメンバーともにYES,ANDの取り扱いについて
習熟するのが、アイデアをより膨らますコツなのかもしれないなと思います。



ティナ先生の本もおすすめなので、読んでみてください(*^▽^*)