1991年パキスタンの旅 その2 パスー氷河 | 五郎のブログ

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桃源郷は山の彼方にあります

 旅行の一番の目的はパスー氷河を見ることにあった。

パスー氷河へ行くのにポーターを雇った村(フサニ村)
石を積み重ねた家に住んでいる。

この村に行く途中で、電気も水道も商店も何も無い場所で二人だけの世界を楽しんでいたのか、白人の若い男女が泉のそばでテント生活をしていた。

パスー氷河

 

この辺りは山羊が放牧されていて少年は牧童。
後に石が積んであるのは寝泊りする小屋だと思う。

子供も生活のため働いている。

ポーターの少年

カメラを向けるとThank you, sir.と応えてくれた

クレバス

クレバスの横を歩くのは怖い。

私がクレバスに落ちないようにそばに付いてくれたポーター

氷河を渡った標高3000mほどの所(ラズダール)でキャンプして高所に順応する。
我々はテントであるがポーターは石の小屋、夜は冷え込む。
翌日は後ろの絶壁を越えて標高4100mのポトゥンダスに登る。

残酷ではあるが放牧されていた山羊を解体してポーターの食事にする。
レバーを食べさせてもらったが美味しかった。

ポトゥンダスから見た グルミットタワー
此処は空気が薄いので身体が重く感じられて動きが緩慢になる
むりに速い動きをすると高山病を誘発する。
水深30mより深く潜ると高圧で窒素酔いになるが逆現象
カラコルム山脈とヒマラヤ山脈は地上で最も高い場所に近い峻険な山々の世界
地の果てに来たような思いになる
(地の果てとかいうと現地の人が怒るかも)

ポトゥンダスから見た山

ポトゥンダスから見たシスパーレ(7,611m)

バトゥーラ氷河 ポトゥンダスをパスー氷河の反対側に下るとバトゥーラ氷河がある。