1991年パキスタンの旅 その3 フンザ、タキシラ遺跡群 | 五郎のブログ

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桃源郷は山の彼方にあります

フンザは桃源郷と呼ばれる北部にある観光地、周囲を山に囲まれていて緑が多い町。

 

町の通りを歩く羊の群れ。

ホテルの前で宿泊客を待っている物売りの少年達。

とにかくなんとか生活するために、物を買ってもらおうと必死である。

生きる努力してこそ生き延びられる社会だと感じた。

なにもしなくても生きていける日本とは別世界ではあった。

フンザの学校。子供たちの身なりが良いので、この子供達の家庭は裕福だと思われる

フンザから見たウルタル(7388m)雲に隠れているが三つの山頂があり、日本人や外国人の登山家による死亡事故が複数発生している。

フンザから見たラカポシ

タキシラ博物館の庭(遺跡出土品が展示されている、近くに遺構もある)

タキシラ・モーラモラドゥ(ガンダーラの僧院)

モーラモラドゥの仏像
多くの仏像の首が遊牧民により切り取られたらしい

モーラモラドゥの奉納ストゥーパ(博物館ではレプリカを展示)

モーラモラドゥの中庭

住居の跡

この辺で遺跡を発掘していて今見つけたとか言って偽物を売る連中がいる。
左の中ほどに写っている人物がそれである。
「兼高かおる世界の旅」で同じ場面を見た記憶があったので笑った
今思うと、偽物でも記念になるので買っておけば良かったと思う

帰りにカラチに寄ったが、車から降りると半裸の子供達が押し寄せてきて物乞いをする。
山間部の子供は鉱物を拾い、そこから価値のありそうな石を選んで売っていたが、都市部ではただ物乞いをするだけであった。
空港では日本人の若い女性が泣いていた。どうやら日本行きの便に搭乗できず、帰れないとのことであった。
我々の旅行スタッフがパキスタン航空と交渉して搭乗できた。計画性のない旅行には危険もある。