今日は少しマニアックな話ですが、私のお仕事、言語聴覚士のセットアップで必要物品についてまとめたいと思います💡



どなたかのお役に立ちます様に🙏




以前、言語聴覚士についてのブログを書きました





現在コロナで外来患者さん達をストップしてしまっている状態ですが、部門の立ち上げ準備は粛々と進めています。



対象患者によって必要物品は変わってくるかと思いますが、私が働いている場所の特徴はざっくりこんな感じです




*元々区(23区のとある)がやっていた部門を民間で引き継いだ形のセンターの為、サービス提供は区内の方で自力で来られる方。ちなみに無料サービスです✨

 

*対象者は成人の脳血管障害後、神経疾患等の言語、嚥下リハビリ全般。但しこれから募集。




*ST室は元々倉庫で今も荷物が沢山ある中に机を置いているだけの状態




施設にある物品はSLTAと竹内愛子さんの失語の本が1冊ある、といった感じです。





そんな状態なのですが、一通り必要なものは買い揃える!ということで、必要物品の洗い出しと私が持っている大量の教材をデータ化したものをせっせと印刷して教材作りをしています。

 

さて、私がお願いをした物品リスト


・バイタルチェックの物品
(体温計、パルスオキシメーター、血圧計)

・口腔綿棒とガーゼ

・ガーグルベース

・鼻息鏡(←自分のを失くしてしまい持ってないんです😅)

・風船

・スプーン類とプラスチックの持ち手付きコップ
(大匙、小匙、kスプーン)


・粉なしグローブ


・舌圧子


・小包装のストロー


・本
 ・構音訓練のドリルブック
 ・失語症のためのドリル全巻(1冊あったもの以外)
 ・スピーチリハビリテーションのとりあえず1-3
 ・脳を鍛える大人のドリル 計算&音読


・公文式の絵カード
  生活道具、果物野菜、動物、乗り物



とりあえず、どんな方がまだ来るか分からないので最低限の物を揃えてもらう様頼んでいます。



特に嚥下系の物品はシリンジやアイシングなどもチラッと頭をよぎりましたが、患者さんが来てから考えようかな?と。



直接訓練もどの位の規模で出来るか分からないので(吸引器も無いし)患者さんが来るたびに施設長と相談かな?と思ってます。
間接嚥下訓練が出来る必要最低限の道具類達です。



アイシングはアイスノンをタオルで巻いても出来ますし😁



エスコアールの絵カードとかもチラッと考えたのですがお値段がお高いのと絵柄が古いので、絵カードに関しては患者さんに合わせて必要ならその都度自作しようと思っています。



実は友達のST2人に私のリストを見てもらったのですが、


聴診器は??


というご指摘がありました。



個人的な感想ですが聴診器を人と使い回しするのに抵抗があり、それに大体のSTは聴診器も持ってるのでここは省きました。



ストップウォッチやペンライトもSTならみんなあるよね?と思い省いてます。



そして言語聴覚士としての必要物品はこの位ですが、それ以外にも必要物品は沢山あります!


・キャビネット
A4サイズのプリント類を沢山しまえるキャビネットをお願いしました。
施設に余っていたもので使えそうなのがありこちらを2つゲット!

・ゴミ箱とゴミ袋
意外と落とし穴で準備をしていて必要なことに気付きました😅

・時計

・ティッシュ

・ラミネーター

・テプラ

・文房具
(鉛筆、鉛筆削り、色鉛筆、蛍光ペン、消しゴム、マジック、ハサミ、定規、ホッチキス、クリップ、セロテープ、のり、修正テープ、付箋、穴あけパンチ、インデックスシール)

・ホワイトボード


・ファイル類



文具類は大体施設にあるので、それをそのまま使わせて貰っています。


塗り絵や他にも使えそうなものはお借りしてコピーさせて貰おうと思っています。




簡単な検査類(長谷川やTMTなど)は私が持っているのでそれをそのままコピーして使う感じです。



基本的には余計なものは買わず、工夫できる部分は工夫してやっていこうと思っています。


でも、構音障害の本は実はデータで持っていたりもしますがやはりプリントより本になっている方が使いやすく、買ってもらおうと思いました。



ただ、新しい本は高いので古本の方が安ければそれでも問題ないことは(使えるレベルなら)お伝えしています。




ST室の机も畳めるタイプのものをゲットした筈なのですが(集団訓練の際に邪魔になるので)いつの間にか普通のタイプになっていたり(日によってはテーブルが無くなってたり。。)よく分からない感じですが、まぁいいや、としばらく様子を見てます😅



実際に動いてみないと分からないことが多く個別中心であれば、動かないテーブルの方が良いわけですし、先ずはコロナが解除されて患者さんの状況次第、ですね!





必要物品は働く環境で全く変わってきます。



回復期の立ち上げですと標準化された検査道具がもっと必要かと思いますし大学病院など急性期ですと絵カードは最低限で良いと思います。


訪問はSLTA位はあっても良いかと思いますが私が昔やっていた実感としては病院とはまた違った状況なのであまり標準化された検査はしませんでした。
道具が必要なものでやったのはSLTAと100語呼称検査位で(もちろん線分抹消など簡単なものはよくやってましたが)スクリーニング検査と臨床の中から評価していました。



小児になると発達検査や手先を使う様な道具(おもちゃ)がもっと必要になってくると思います。
昔小児を少しみた時にはめ板が欲しくてスポンジで作ったものの、100均のスポンジは柔らかすぎて硬いスポンジだとゲキ落ちみたいな口に入れてしまったらヒヤヒヤするものしか無く、ホームセンターで口に入れても大丈夫そうなスポンジを買って作った覚えがあります。


はめ板を作ってから、道具は作ろうと思えば大概出来るな、と開き直り今回も最低限必要そうなものをお願いしました。



集団訓練中心か、個別訓練か(それすら決まってない)どんな方達がいらっしゃるか不明ですが早く稼働させて、軌道に乗らせたいと思っています✨