
昨年11月下旬のフィリピン遠征記の話しを続けます。写真の車両はフィリピン国鉄(PNR)のDMUと呼ばれるCommuterに使われている車両の一つで、2009年に韓国の現代ロテムで製造された気動車である。PNRのCommuterの主力車両だが、故障が多いらしく一部の運用を203系やキハ52で代走している有様である。自分もPNRに乗っている時、キハ52や203系の運用を結構見掛けた。さらには故障したと思われるDMUをDLが牽いている場面も見掛けた。
実際、自分も乗車したのだが、冷房は効かないし、正直言って203系やキハ52(冷房はないが)に乗ったほうがマシではないかと思ったほど。この車両に乗って汗がいっぱい出たくらいだ。
悪口ばかり書いたので、口直しに車内の写真を

このステンレス地に模様が入った扉、正に韓国の地下鉄や広域電鉄の扉と同じである。路線図を見なければ、「トゥリムン タシィムニダ」なんて放送が聞こえてきそうだ。ドア窓のサイズもKORAIL1000系や311000系初期車と同じようなサイズだが、営団3000系や5000系と似たようなドアにも見える。(韓国の地下鉄の歴史は日本の国鉄と営団をミックスしたような1000系電車から始まっているから無理もないが。あの電車は営団地下鉄みたいなドアなので。)それなので、営団や韓国の地下鉄の血がここにも流れているような感じだ。

貫通扉上の車号(?)表記も正に韓国的。比較動画↓
因みに今回のDMUの動画はこれだけです。
普段はP-POPと思われる曲が流れているが、突然、江南スタイルが流れ始めたので撮影した。韓国製の車両でK-POPが流れるという少し面白い動画になるかなと思って…車両の音楽がステレオ音声で流れているので落ち着かないが、P-POPでもノリのいい曲が流れていたので、新たな発見が出来たのは良かったかも。
それにしても、Tutuban駅の待合室のテレビで韓流と思われるドラマが放送されていたので、フィリピンも韓流が流行っているのかもしれない。