455・457系や417系と異なり、一両も残らず解体されたこの電車。
455系は急行型電車という、東北の鉄道発展の功労者である点があるからなのか、鉄道博物館に保存されており、417系は完璧な新造車だからなのか阿武急で現役で走っていたり、JRでも車籍無しの訓練車で岩切にいるが、この電車は、急行型の改造車という点が仇になってしまったのだろう。
あの大きな地震を経験しなかった、この電車。それが幸せなのか、不幸なのかは解らない。
でも、仲間達と汗水垂らしながら、走っていた日々の時の風景に戻って欲しいと、星の彼方から強く願っているのは、間違いないだろう。
原発の問題が大きいと思うが、少しづつ、良い方向に進むことを願いながら…
(写真は、あの壮大な発車メロディーが流れる仙台で撮影。2005年9月に撮影。)