横須賀線の113系(その1) | 横フナ電車区管理人のブログ

横フナ電車区管理人のブログ

自分の鉄活動日記を公開。動画(主に抵抗制御の電車関連)も公開中。
鉄道以外にも自分の好きなことを書いたりしています。

 お待たせしました。今回は横須賀線113系特集を行います。今回も下手な写真ばかりですが、宜しければ是非ご覧下さい。
 まずは、こちらから。
$横フナ電車区管理人のブログ
 これは、幕張電車区所属の編成で恐らく付属編成を使った逗子~久里浜間の区間運転の電車だと思います。黄色い編成札は幕張区の編成の証です。(撮影区間は田浦~東逗子)


$横フナ電車区管理人のブログ
 このステッカーは横須賀・総武快速線の113系のみで見られたと思われる、トイレの案内。文字だけで案内しているのが特徴的です。
 写真は房総ローカル転用後のクハ111‐1028の車内で撮影。

$横フナ電車区管理人のブログ
 JR化後の113系の歴史として外せないのが、ステンレス板を取り付けた前面強化工事でしょう。成田線の踏切事故で運転士が殉職したのをきっかけに各線の113系や115系などにこの工事が始まりました。
 横須賀・総武快速線の113系も工事の対象となり、主に1000´番台の初期車を中心に施工されました。当初は写真のように、ステンレスむき出しのまま走っていた車両も多く、初めて見た時は強烈に印象に残りました。逗子~東逗子間で撮影。

$横フナ電車区管理人のブログ
 当線の113系にも車体更新車が多く存在しましたが、個人的に印象深いのは大船電車区のクハ111‐1034。横須賀・総武快速線の113系で唯一、押え金式の乗降用ドアを装備していたからです。ユニット窓の113系でこのようなドアを装備しているのは、恐らくこの車両だけではないでしょうか?
 サイドからのカットになってしまってますが、タイフォンの位置が下にあるのが辛うじて判ると思います。写真は房総ローカル転用後の2009年3月頃、千葉駅で撮影。

$横フナ電車区管理人のブログ
 これは、1999年11月頃に撮影した写真。1500番台のクハ111‐1504です。元々大船電車区に所属していましたが、1998年の秋頃に幕張区に転属。幕張区に転属した後も1999年11月頃までは、横須賀・総武快速線の基本編成の先頭に立っており、106編成の奇数寄り先頭車に連結されていました。
 しかし、106編成は大船区から転属した外幌無しの車両と、以前から幕張区に在籍の外幌付の車両が混結されていてみずぼらしい編成になっていました。

$横フナ電車区管理人のブログ
 大船電車区の一部の基本編成の4号車に連結されていた2階建グリーン車サロ124。横須賀・総武快速線での活躍があまり長くなく、自分が小学高学年(1996年)の時に転属してしまい、幻のような車両ですが、登場した時の印象はかなりインパクトが強かったです。銅製車体ばかりだった横須賀線に大きなステンレスの2階建車両が連結されているのを見た時はかなり驚きましたよ。
 自分が幼稚園を卒園する時のことだったと思いますが、この時の事は一生忘れないでしょう。(1995年の秋頃、大船付近で撮影。)

$横フナ電車区管理人のブログ
 1999年11月頃に撮影した写真。2枚上の106編成の後ろに連結されている付属編成です。この編成は202編成で大船区から幕張区に転属した編成。この当時は両端クハが1000´番台車体更新車で中間電動車はモハユニットの1515番でした。クハの車番は調べた所、奇数寄りが1039、偶数寄りが1354だったそうです。(逗子~鎌倉間で撮影)

$横フナ電車区管理人のブログ
 こちらは幕張区付属編成の208編成。全て1000´番台更新車ですが、偶数寄りクハは前面強化工事がされてなかった1437番でした。
 この編成は基本の102編成とともに横須賀・総武快速線の113系で最後の定期運用を行った編成だそうです。
 1999年11月頃、東逗子駅からこの電車の終点逗子へと向かう所を撮影。10年後、この編成は横須賀線へ帰って来ることになります。

$横フナ電車区管理人のブログ

$横フナ電車区管理人のブログ
 引退後の2003年夏に運転された113系の臨時快速よこすか開国祭号。6連のマリ304編成を使って運転されました。全て1000´番台更新車でモハユニットは1055番や1056番といった1000´番台の初期車が連結されていました。
 2・3号車のモハユニット1056番は原形の座席でしたが、その他の車両の座席は座席モケットだけバケット式に改造されたものでした。説明が下手でわかりづらいと思いますが、少なくとも横須賀線系統では見た事の無い座席でした。
 それと、この304編成は横須賀・総武快速線で運用されたことはあったのでしょうか?かなり前から房総ローカル用の感じがしますが…
 何がともあれ、逗子から鎌倉まで113系の唸るモーター音が久々に体験出来ましたし、ATCタイプが来たことですし、普通乗車券で乗れただけでも今思えば贅沢かもしれません。

$横フナ電車区管理人のブログ
 2009年10月に運転された団体臨時列車「懐かしの113系」。東海道線と横須賀線を一日で両方走るということで湘南色と横須賀色の混結編成でした。
 この湘南色の後ろには…
$横フナ電車区管理人のブログ
 スカ色の205編成が連結されていました。この205編成、実をいうと先程紹介したかつての208編成です。最後まで横須賀・総武快速線で運用に就いていた付属編成が205編成として横須賀線に帰って来た訳です。
 さらにもう一枚
$横フナ電車区管理人のブログ
 横須賀駅で撮影。これが1000´番台にとって最後の横須賀線入線になるとは予想もしませんでした。



$横フナ電車区管理人のブログ

$横フナ電車区管理人のブログ

$横フナ電車区管理人のブログ


 これら4枚の写真と動画は、今年(2011年)9月18日と19日に運転された団体列車「ありがとう横須賀色113系で行く横須賀線の旅」。奇数寄りクハが0´番台で他の3両は2000番台のマリ116編成で運転されました。一応横須賀色ではあるが、2000番台というと東海道線のイメージが強いので、東海道線の車両が横須賀線を走っているように見えてしまいます。
 「2000番台というと東海道線のイメージが強い」と書いてしまいましたが、関東に配属されたサハ111‐2000番台の大半はスカ色を纏って横須賀・総武快速線系統で走っていました。
 この団体列車を持って113系の横須賀線走行は全て終了しました。

 おまけの動画

 113系がJR東日本から全廃された後も、115系M40編成によるホリデー快速 鎌倉が行楽シーズンに運転されています。しかしいつまでも走るとは限らないので、横須賀線113系の面影を求めるなら今の内かもしれません。