母の待つ里
浅田次郎
家庭も故郷もない還暦世代の男女3人の元に、舞い込んだ「理想の故郷」への招待
おとぎ話のような、夢話のような、ありえない世界
先日NHKのドラマで演じてた、どこか気が抜けた中井貴一の演技に惹かれて…
図書館で番組と同じ題名同じ作者を見て、思わず手に取ってみた
NHKドラマは本書の内容に忠実
故郷の母役を演じる宮本信子
「きたが、きたが、けってきたが」
と、暖かく両手を広げて迎えてくれる
照れ臭いながも、そこを訪れてた者は故郷の母に迎えられて、徐々に惹かれていく
そこは一泊2日で50万円、超高い故郷
高額な値段の故郷、村人ぐるみでを迎えてくれる
考えられないけど、こんなふうに温かく迎えられ、誰もが帰郷を喜んでくれるってどんな気持ちだろう
またここに帰って来たいと思うんだろうなぁ
故郷のない人にとっては…