青の純度

篠田 節子





90年代に一大ブームを築いた画家、ジャンピエール、ヴァレーズ。

煌びやかな「バブル絵画」の裏側に潜んだ底知れぬ闇に迫る。


仕事一筋、50歳の美術系編集者、真由子。

バブル時代に一世風靡した画家、一方美術界からは一切相手にされなかった「終わった画家」

ブームから30年経ち、なぜ再びヴァレーズなのか?

違和感を抱いた真由子は画家本人へ取材すべく、単身ハワイの地を訪れるが…



大人度いっぱいで、冷静な行動する真由子に惹かれる

仕事の出来る女史、真由子


マリンアートの青はどこまで本物か、ミステリーもある


次々と暴かれる事実


今夏、夢中になった一冊です。