7月末享年98歳安らかに眠るように母は亡くなった

昭和、戦前戦後、平成、令和と生き抜き大往生だ


棺の中の母は一面の花々で飾られ、まるで白雪姫のように眠り、永遠の眠りについた


私の役目も半分終了


葬儀の日は感慨に浸る間もなく、母のひと月半の入院生活の疲れやその後の段取りやらで忙しくて涙は流れる事もなく、笑顔で見送れた


少し落ちき、あとの手続きや片付けをしていると、母と暮らした日々を思い出し…だめだ…


母に対しはやり残した事も多々あり、娘の手術と重なり充分な事は出来なかった思いもあるけど…

こればっかりは身体が一つしかないので仕方ない


長い人生を歩んで来た母だけど、亡くなったら私の中では母の人生がギュッと凝縮された


楽しい事ばかりではなかったのに、遺影の中の母は笑顔に満ちていた

その笑顔を見ていると、

 「これでいいだよ、今までありがとう」と、言ってくれてるようで、勝手に解釈してるが…



点滴をつけられ身動き出来なかった日々

帰りたいと言って起き上がろうとしていた日々


そして言葉をなくし、しゃべる事が出来なくなった日々


どの日でも決して辛い顔はしなかった


そして最後まで見届ける事が出来た


安らかに



        合掌🙏