銀の夜
角田 光代
15歳の少女たちは35歳となった。
欲しいのは、生きる手応え。
イラストレーターのちづる、夫は若い女と浮気をしている。嫉妬はまるで感じないがそんな自分に戸惑っている。早くに結婚した麻友美.自分ができなかったことを幼い娘に託し、人生を生き直そうとする。帰国子女で独身の伊都子.著名翻訳家の母のように非凡に生きたいと必死になるが、何ひとつうまくいかない。三人は女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューをした。人生のピークは十代だったと懐かしむ。三十代となったこれからの人生に
あれ以上興奮することはあるのだろうか…
日々の雑事に追われ時間がどんどん経っていくこと
あるある。
何かをしたいし、しようとしているのに、気づけば何も出来てない
よくある。
そんなこんなで、私も思いつくまま行動してきたような気がする
何かを作ることや知らないことを見る好奇心はある
そして好奇心を持つって大事だと思う
興味を持って見る、調べる、その一歩が大事とも
自分の可能性を信じていた若い時もあった…
今思えば思い上がりもいいとこだけど…
本書の彼女たちの悩みもよくわかる
15歳だった彼女達も、お互いの生活状況や生活レベルも違うし、悩みも違う
悩みを打ち明け、一緒に悩んむのもいいし
または楽しい時間を過ごす為、表面だけの付き合いも良し
それは考え方の違い
でも楽しい時間をかつて共有した思い出は忘れられないでしょうね。