マリエ

千早 茜




おとなの女の幸せをめぐる冒険


離婚って失敗なの?


恋愛と結婚は別?


帯に書いてあった

マリエはアラフォー、そして離婚した

それも夫が、「恋愛をしたい」と、「は?」

なにそれ?

夫のわがままを受け入れ、マリエは離婚した


マリエはカッコよくて、男前、仕事が出来る女


お互い不満が無くても離婚するんだ

子供がいないし、決断したら実行は早い


私が思うには夫はマリエの気持ちを確かめてみたかったんじゃないかとも思う

何もかも完璧で隙がない女は相手によって疲れるかも



一人になったマリエは結婚相談所に登録する

そこでの切実な「現実」や結婚に対する価値観を次々と突きつけられ、年下の恋人とのあいだでも揺れながら、まりえは考え続ける


こうでなきゃいけないと言う決まりもなく

他人の人に頼る事はなく

誰にも、なにも、咎められることのないフリーの身



私の幸も不幸も、私が決める。そう、決めた。


あんたが自由で自立しているから相手を尊重できたのよ


と、まりえの周りの親しい人達は言う


自分の事は自分が決める

誰にも決めてもらいたくない


とにかくカッコイイ。


でも、普通の人間はこんな生き方難しいかな…