おいしいご飯が食べられますように

                  高瀬隼子






題名からおいしい物を沢山食べるのかな‥と思ってた

お菓子作りの上手な女子は出てくるが…


頭痛がすると言って、会社を早退する事を許される

職場内で配慮される女子、芦川


一方、早退した者の分まで仕事が回って来る女子、押尾

同じ給料でそれはちょっと‥と、言いたくなる


そのお菓子作り女子と付き合っている二谷

お菓子は好きではないのに…

好きなことより、うまくやれそうな人生を選んだ男


何処にでもある職場の人間関係


こっちにぐっと罪悪感を抱かせる感じの話し方 

をする、押尾


相手を非難する調子じゃなくて自分がどれだけ悲しんでいるかっていうふうに語りだしそうな、芦川


同じ物を食べ、美味しいと言える、上部だけでなく素直に美味しいと言える相手

押し付けではなくて



152ページに込められた世界

嫌味がいっぱい込められてた薄い本


それでいいのか、二谷。