夜が明ける
西加奈子
思春期から33歳になるまでの
男同士の友情と成長、
そして変わりゆく日々を生きる奇跡。
現代日本に確実に存在する
貧困、虐待、過重労働…。
ブラックでした
貧困、闇に隠れた過重労働…
真面目な人間程落ち入りやすいハラスメント。
頑張る事が普通で積み重なった疲れに気づかない。
マスコミ界が全てそうであったとは言えないけれど。
打たれ続けられると人の心は折れる。
攻撃する方、受ける方は気づいているのか。
辛い辛過ぎる
西加奈子さんは、「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした。
俺とアキは別々の道を進んだけれど
2人の真面目さが、望んで入った仕事での過酷さと
辛い時期が重なる
少子化、核家族化、一人暮らし、辛い出来事も自分の中でもみ消す。
誰かが気づいてあげなければならない。
最後、俺もアキも気づいてくれる人に巡り合って
本当に良かった。