砂に埋もれる犬
桐野夏生
小学校にも通わせてもらえず、日々の食事もままならない生活を送る優真。
母親は同棲相手の男に媚びるばかり。
そんな環境のなか、優真が虐待を受けているのではないかと手を差し伸べるコンビニ店主が現れる。
ネグレクトによって家族からの愛を受けぬまま思春期を迎えた少年の魂は、どこへ向かうのか。
その乾いた心の在りようを物語に昇華させた傑作長編小説。
虐待、ネグレクト、子供の世話を放棄して
食事も満足に与えず、何日も家をあけ遊び歩く
優真の母親は最低。
その子である優真は11歳まで、母親や母の同棲相手から常に酷い仕打ちを受けてきてる
普通の生活が知らない
クリスマス、お正月、お年玉、子供が喜びそうな事を知らずに育った
この世の中本当にこんな子供がいるなんて…
今世界では大変な戦争状況になっているけど
この本の中でおきている事も普通じゃない
最近子供への虐待はよくTVで見る
寒空の下、ベランダや浴室で放置されたり、小さい子供だと命を落とす危険がある
この本の男の子は11歳、自分の母親が普通では無い事がわかりはじめる
親への反感もそろそろ出始める
養親コンビニ店主と巡り合ったのは幸せな事だけど
優真は中学生になり、思春期を迎える
可愛い女の子も気になる
養親の家で普通で規則正しい生活が出来ているのに、何かが足らないと思うのだ
前の自堕落な生活が羨ましいと思えてくる
後半危ない展開が沢山ある
優真はこれからどうなるのでしょう
最後にわずかな光が見えた気がするが、まだまだ道のりは長い
問題はなにも解決出来てない。