夜明けのすべて
瀬尾まいこ
優しい文で綴る作家瀬尾まいこ
「そして、バトンは渡された」を読んで2冊目の作家さんです
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藤沢美沙 28歳 PMS(月経前症候群)
生理前に精神が乱れる状態のこと
彼女の場合、生理が始まる前から、精神的に不安定になったり、頭痛やめまい、人に攻撃的になったりとする
その為、最初の会社を辞め、今は社員6名の小さな会社に勤めている
高校生の頃から症状が出て処方箋も飲んでいる
その会社に
山添君 25歳が就職する
彼からはやる気も感じられず、どこか覇気がない
ある日山添君が会社で発作を起こす
彼は誰にも言ってないけどパニックに障害だった
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PMSって名前初めて知った
なんでも英字で言われると、ほんとピンと来ない
男性は経験者がいないからわからない
そりゃそうだろ
パニック障害、突然に発症し、発作を起こす
電車、タクシー、乗り物に乗れない
藤沢さんは同じようなものを抱える山添君に、仲間意識なのか、原動力が何なのかはわからないが、知ってしまった以上、じっとしていられなくなる
友達でもなく、恋人でもなく、ただの同僚の2人
この2人のかけ合う言葉、行動が面白い🤣
お互い好きではないと言う
だけど、お互いの病気の症状を気遣う
パニックに障害の辛さ、発作が来たらと言う恐怖
今迄の性格まで変えてしまう
病名だけは知っていたけど、ここまで酷いとは思わなかった
もう一度読み返したい
明るい明日が見える本でした