清算
伊岡瞬
広告代理店が経営悪化により、会社を解散し清算することに決まる。
制作部の畑井は、総務部長に任命され、経験のない会社解散の手続きを担当することに。
そんな中、負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。
伊岡瞬さんの作品は毒や闇多いが、今作品は主人公は頼まれた依頼に断る事が苦手で人柄がとてもいい
それにしても突然の会社解散、そしてその手続きに関わる日数や事務処理の大変さがよくわかった
普通は弁護士や管財人に任せるのじゃないの
解散間際に大変な部所に移動させられてストレスいっぱいの彼は、家に帰って妻に話を聞いて貰ったり、相談をもちかける
彼はいい人間だ
また、彼の奥さんも頼りになるし思いやりもある
理想的な夫婦
そんな中、二億円と社員の失踪の事件が起きる
二億円は誰が取ったのか?
解散した会社の人達の就職の世話をし、清算人となって最後まで雑務をこなし、普通の人間なら、私なら
こんな仕事最後までやってられない
金の行方や人間関係が盛り沢山で、読み応えがある