蝶々喃々


小川 糸



2009年2月発行


東京谷中で、アンティークきもの店を営む栞の

恋と家族の物語



えっ?


不倫?

だよね…


栞の店に訪れた父そっくりな声の男性

初釜に着ていく着物を探しに来た


仕事のストレスで身体を壊したらしい

パソコンはボタンひとつで全て無になる

最初からそこには形の無い物、形有る物、残る物を求めてお茶を習い始めた

そして左手には指輪が光ってた


栞は近所の人達にも支えられ、慎ましく暮らしている


純愛というべきか、徐々に栞は春一郎に惹かれていく


ゾロゾロした場面はなく、あくまで爽やかに

二人は自然にお互いを思いやり、いい関係

なんか、読んでる私が照れるな…


でも、不倫なんだ

とっても危うい関係


食へのこだわり、生きることのこだわり

人と人の優しいこだわり


そして誰かを好きになること、混じりけのない気持ちを、永遠に体と心と魂に刻みつけておたいと。



蝶々喃々とは

男女がうちとけて小声で楽しげに語りあう様子



追記

読後、もやもや感やこれからどうするのとか

いろいろ考えてしまうのは、私だけかもですが…