夫から着替えが届き、軽くご飯を食べることもできたので、用意してもらった簡易ベッドで私も横になっていた。
深夜2時頃、看護師さんの気配を感じて目を覚ましたとき、息子の声がした。
9時間ぶりに意識が戻った息子の第一声は
なんと…
「うんち、でた。」
だった!!笑
うんちは出てなかったけどね。
やっと、長い長い山をひとつ越えられて安心した。
何度か透明の液体を嘔吐して看護師さんを呼んだが、誤嚥の影響で痰が増えてて、咳と一緒に吐いてしまってるようで、心配なものではなかった。
サチュレーションも、意識が戻ってからはすっかりいい数字に。自分で咳ができるって大きいんだなぁ。人間の反射ってすごい!
一方で、痙攣止めを4回投与した副作用は想像以上に大きく、立つことはもちろん座ることもできなかった。
首と腰が据わりかけの赤ちゃんみたいにグラグラなのだ。
ベッドに置くと、立ち上がろうとしてふらついて顔から柵に倒れこんでしまうので、ずっと抱いてなければならなかった。
しばらく抱いていると、私の背後の何もない壁の隅を指差して、
「あー、おじいちゃんきたー。ほらーみて!」
と言うのだ。
(深夜。真っ暗な個室。@救命病棟。ガクブル!!!)
なんとなく、いないよって否定しないほうがいいような気がして、
「へーそっかー」と生返事をしながら、
じりじりと入り口ドアの明るいほうへ移動する私。。
「あーこっちも、おばあちゃんきたねー」
「おーばーちゃーーーん!」(大声で呼ぶ)
「おねえちゃんも、あ、かくれちゃったよーあそこ、ほらー」(私用の簡易ベッドの下の隙間を指差して。)
もももも、もうそのへんで勘弁してくださいーー!!
怖すぎて、冷や汗かいて、点滴の管がピーン!って張るぐらいギリギリまで入り口付近に逃げた。看護師さん来ないかな!来て!なんなら用もないけどナースコールしよか!
今思えば、これは薬の副作用による幻覚症状だったんだろうなと振り返ることができるけど、当時はほんとめちゃくちゃ怖かった。
この幻覚症状は翌日もまだ続く。