冬の空
うれしや
ハレルヤ
ありがたや。
 
 
 
昨日も今日も
朝のウォーキングの時に見上げた空は
 
 
それはそれは
素晴らしく澄み渡った
見事な青空だったけれど
 
 
写真はやめておいた
ただその青さに溶け、混じりあった。
 
 
水仙と梅の花が
美しく咲き
芳しく香っている
 
 
早春の花の香りは 
甘さの中に
ほんのり苦い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この時期の木々は
すっかり葉が落ちて
枝ばかりでゴツゴツ。
 
 
 
 
そんな
節くれだった枝ばかりの木を見ていたら
師匠のエミリーの
動きを思い出した。
 
 
 
コンティニュアム・ムーヴメント創始者のエミリー・コンラッドの動きは
 
指先の、つま先の、一番端っこの神経にまで
豊かに脈々といのちが宿っていることを感じさせるもので
 
彼女の身体の中の液体が、その共振を通してわたしの中の液体に雄弁に語りかけてくる。
 
 
 
そんなにも
なめらかで
静かで
穏やかで
豊かで
官能的ですらある
すべてをふくんだ美しい動きであるのと同時に
 
 
険しさや
激しさや
力強さや
絶望や
空虚さを
感じさせる面もあった。
 
 
 
葉が落ちて
ゴツゴツ節の目立つ
枝ばかりになった
孤高の存在。
そんな真冬の木を感じさせる動き。
 
 
 
彼女が動くと、部屋の空気が変化するのがわかった。
 
 
 
今と過去と未来が
この一瞬に凝縮され
 
 
 
それと同時に
永遠と
無限と
時間と空間のない「場」に
いざなわれる。
 
 
 
コンティニュアムをしていると
自分ひとりでも
この不思議な「場」に
ちょくちょく出会う。
 
 
 
青空に溶け、混じりあった時の感じと
似ているかもしれない。