今まで年に1回か2回しか帰国していなかったので
生徒さんに会えるのはWSくらいなもの。
今は、プライベートレッスンのご依頼をいただき
初めましての方にお会いすることも多いのですが
WSよりもお話しする時間が長いので
「ほぉ、そんなことで悩んでましたか~」とか
「え?それも習ってない。。。」となることが多くて
私自身も教えるうえで勉強になります。
何人か同じことをおっしゃってたのが
手にマメができるほど練習してるのにできない
手の平の真ん中の皮がむける
↑のせいで練習できないということですが
これの解決方法は簡単
マメができるような持ち方を止めれば良いだけ
これまでに見てきた感じでは
ほとんどの方がファンベールを握り過ぎ
そりゃマメもできるわなぁって思います。
落とさないため、開き続けるために力が入るのはわかりますが、
そのせいで練習が嫌になったり、支障が出たりしたら本末転倒
ゆる~っと支えてても押さえるポイントさえ正しければ扇子が閉じることはなく、
握り込まなくても落とすことはないはず(たまに落とすこともあるけど)
力の入り過ぎたファンベールは美しくないですからね。
力を入れることがあるとすれば
それは手ではなく肩甲骨
肩甲骨を土台、スタート地点にすると
ファンベールを握ってる指は中間地点なので
途切れた感じにならないように気をつける
ぎゅっと扇子を握るとそこでブチッと途切れてしまうので、
扇子の先のベールの端が指先くらいなイメージを持つ方が良いかなぁと思います。
ファンベールのスタートは握ってる場所じゃなくて
怪物くんみたいにびよーんと腕(ファンベール)が伸びる感じ
私自身、慣れない動きの時は体を動かすのがやっと、
動画を見返して「美しくないわ」とか思って、少しずつ修正していってます。
というわけで、練習を撮影するのはおすすめ!
思ったのと違うと感じた時に
どこをどう直せば良いかわかるようになれば
あとは修正作業の繰り返し
マメができるまでとにかく練習すれば良いわけではなく、
できないことはあるなら直すところをみつけるのが第一歩
できないことだらけで。。。
という人も、その原因が動きを理解してないのか
慣れないだけなのかによって練習方法は違いますよね?
理解してないことは、いくら体を動かしても無駄
子供の習い事ならそういう練習もありだと思いますが
大人になってから始めたことは頭で理解してから動いた方が
無駄な時間をかけることなく習得できるんじゃないかと思います。(少なくとも私はそう)
慣れてないだけなら、慣れるまでやる←これが大変なんですよね、わかります。
私が言うのもなんですが
ファンベールってできなくても良い道具
誰が正解っていうのもない道具
綺麗にできたら良いなぁくらいに気楽にやるのが一番
もちろん、正解はないけど好き嫌いがあるのは当然
私もそれはあります。
そして、別にそれを隠すようなこともしません。
すごーく有名な先生だったとしても
つまらないなと思ったらつまらないなって言います。
が、あくまでも個人の感想
やってる人が、それで良いならそれはそれであり
決して否定はしません。
私には良さがわからんって言うだけです。