2023年1月下旬 ICUで目覚めてから5日後
まだまだ自分の体を思い通りに動かすこともできず
声を出すこともできない私でしたが
少しずつリハビリ的な時間を設けていただき
まずはベッド上で上体を起こすところからスタート
とはいえ、いきなり自分の力だけで体を支えることはできないので
ベッドの頭側を上げて体を起こしていくのですが
これが、まぁ難しい!
頭側が持ち上がると自然に腹筋で上体を支えることになりますが
この時は体中の筋肉が衰えている状態なので
ベッドに角度が付くと体が横に倒れてしまう
それを手で支えようとしても手を動かすことすらままならない
最初は1分、次は3分みたいな感じで体を起こしている時間を延ばしていくものの
自分でもびっくりするくらい力が入らず情けなかった
ベッド上で体を起こせるようになったら、次は自分の足で立つ練習
この時まで、立つことがこんなに難しいなんて思いもしませんでしたが
驚異的な回復力とダンスで身につけた体のコントロール法のおかげで
「立ち上がり方が上手!体重移動が完璧。若いって素晴らしい♪」
と褒めていただけるほどの仕上がり(皆さん、褒め上手)
私は決して「若い」というわけではありませんが
当時、エクモやインペラに繋がれるほど心肺機能に問題がある患者の多くが
かなり高齢の方(80歳・90歳とか)だったので
それに比べればってことです
立てるようになったり、ベッド上で座れるようになったり
少しずつ回復していく私でしたが、右腕の痛みは増すばかり
痛みで目が覚めるくらいなのにICUでは誰も痛みを理解してくれない
というわけで「早くICUを出て、他の人に痛みを訴える!」
という目標があったからこそ
周囲が驚くほどの速さで回復していったのかもしれません
その甲斐あって、4,5日で一般病棟に移ることはできたのですが
この間に聞いた輸液ポンプのアラームが耳につきすぎて
今でも病院でアラーム音を聞くと鳥肌が立つほど
あと、ICUにいる間に経験したことがどこまで現実なのか
正直なところ自信がなかったりもします
いわゆる「術後せん妄」による幻覚、幻聴なのか実際にあったことなのか
それを確かめる方法はないんですよねぇ
私が、自分の体の動きを確認するためにベッド柵を蹴飛ばしてたのとかは
興奮状態だと思われていた可能性大ですが
そこは、自分で意識してやっていたのでせん妄とはちょっと違うし
昼夜逆転で夜間不眠だと思われていたかもですが
元々の睡眠時間がそれほど長いわけではないので。。。
でも「しんどいなぁ」と思って病院に着いたとこで意識をなくし
ICUでえらいことになってたっていう経緯を理解するまでには
かなり時間がかかったかも
退院後も「年が明けた気がしない」っていう感覚が
数カ月続いてたんですよねぇ
とはいえ、誰もが「もうダメかも」と思った状態から復活
無事にICUを脱出して、一般病棟に移ることになります