期間は空いてしまったのですが😊
幸せの旋律
「ミキモトメソッド」
を発案された真珠の「ミキモト」元社長夫人 御木本澄子先生の人生です。
私が大宮光陵高校音楽科に通っていた頃、クラスメイトが授業中などいつも机の上や机の横などで、何か指の運動をしていました。
しばらくは興味本位で遠くから見ていたけれど、いよいよ気になって、何をしてるのか教えてもらった事、今でも覚えています。
つまり彼女は
時間さえあれば御木本先生のメソッド「指の体操」を常にしていたんです。
ピアノを弾かずとも、全ての指や手の全体がまるで彫刻の作品モデルになるような魅力的な手で、凄く羨ましかった!
というのもピアノ(個人レッスン)を始めたのが小学5年生と遅く、定番の基礎である
ハノン
などを経験することなく、遅れを取り戻すべく教材を追いかけて、同時に音楽高校の入試準備という挑戦になったんです。
最初の個人レッスンの先生は、私の指の形をいつもご指導くださって、指に消しゴムを輪ゴムで結んで形を直す事も根気強くして頂いたのですが、恐らく私は
指の形
よりも、とにかくいろいろ弾けるように、同級生に追いつきたい一心だったには間違いありませんでした。
その事が後々、悔やまれたのは、音楽高校にて出会ったクラスメイトのレベルの高さだったんです。
演奏よりも、基礎が違う。
当時の恩師は
〜基礎工事しないで家を建てても、絶対に崩れる!〜
という事を学び、常に肝に銘じていました。
ようやく私にも
「ミキモトメソッド」に繋がる先生のご縁を頂き、埼玉より片道2時間近くかけてレッスンに通うようになったんです。
とはいえ、完全にマスターして終えたのではなく、多分 導入か初期の内容までしか受講出来なかったように思います。
理由はいくつかありました…
本当に偶然、御木本先生の本を教えて頂き、読みながら、いろいろな事が思い出されて、感謝の気持ちがどんどん湧いてきました。
入院手術も少なくなく、音大入試は連敗だったけれど、唯一、1位を頂いたコンクールは「ミキモトメソッド」による成果と思っています。
逆に言えば、このトレーニングに出会わなければ、ピアノへの意識やその後の人生も今とは違っていたと思います。
近年、ピアノを弾けない事情が多かった中で、折鶴の制作こそが私の
指のトレーニング
でした。
膝の治療をきっかけに、指だけではなく
「ペダル」
というピアノを演奏する上でも非常に大切な事が、この年になってようやくコントロール出来るようになったと感じています。
なぜ、ペダルが上手くふめないのか?
学生時代から理由も分からずにどうにも出来なかった事。
杖なくして歩けるようになってからようやく1年となった今、ここまでピアノを続けられた事への感謝の気持ちを込めて
幸せの旋律
を奏でられるよう、その音色の彼方を追いかけて行きたいと思っています。
※「7日間ブックカバーチャレンジ」とは、読書文化の普及に貢献するため、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというプロジェクト。ルールは「本についての説明はナシで、表紙画像だけアップ」し、「その都度1人の友達を招待する」とのこと。
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