江の島近く
米粉のイギリス菓子のケーキ屋さん
YOKO BAKESの本音ブログへようこそ
こんにちは!
ヨーコです。
今日は、ちょっと悲しい、
でも大切な話。
遠くに住む家族
私の夫は、ポーランド人。
なので、家族の半分は、
ポーランドにいます。
ポーランドは、
スペイン、フランス、ドイツ、
の横にある
ヨーロッパの国。
※戦争とかで
地図上から消えたこともある国。
大学を出た後、
イギリスに行って、
気付けばそこに11年住み
日本に来たのが8年前。
日本に来て間もなく
すぐにイギリスとポーランドに行ったのが
7年前くらい。
そこから、
子育てに忙しかったり
コロナが勃発したり
私はずっと
イギリスにも
ポーランドにも
戻っていません
「行けない」理由
「いつかお金が貯まったら」
「今はお金がないから無理」
と言い訳して
ずるずる、
ずるずる、
7年間。
コロナになって、
戦争が始まって、
それをいい言い訳にして、
「行けない」
をずっと続けていました。
「今年は行こう」
を何年も言い続け、
本気で行く決意をしたことは、
正直、
ありませんでした。
一本の電話
今年の2月、
節分が終わって間もなく
ポーランドから
電話がかかってきました。
いつも仲良くビデオで会話するので
気にも留めていませんでしたが
夫の様子から
何かがおかしいことが
すぐに分かりました。
お父さんが倒れて
病院に運ばれたこと。
夫は次の日のフライトを予約して
ポーランドへ。
幸い、
着いたころには
お父さんは退院していて
元気そうでした。
診断は、胃がん。
「私も子どもと
すぐにポーランドに行こう」
そう直感したものの
「手術が終わったらみんなで行こう。
今は大丈夫。」
夫の言葉と
その時の様子で
「3月の手術が終わったら
皆で会いに行こう」
安易にそう思っていました。
後悔の嵐
3月のはじめ
お父さんは手術を受け
その後数日は
順調に回復していたように見えたけど
その後
様子が急変し
夫は再度ポーランドへ。
私は子どもと日本に残り
3月後半の
卒業式やら進学準備を進め
先日
夫がポーランドから戻って来た
その数日後
お父さんは
静かに息を引き取りました。
「2月に
何がなんでも
ポーランドに行けばよかった」
それだけでなく、
これまで
「お金がない」って言って
ポーランドに行かなかったことを
心底
後悔しています。
「お父さん、ごめんね。
ポーランドにもっと早くに行かなくて
ごめんね。」
そう言ったら、
きっとお父さんは、
いつもみたいに笑いながら
「そんなの気にしなくていいよ」
って言って
私をぎゅ~って抱きしめてくれると、
そう信じています。

とっても嬉しそうなお父さん
優しくて
愛情たっぷりのお父さん
「お金が貯まったら●●する」?
「夏には家族でポーランドに行って
お父さんのお墓に行って
ポーランドの家族にも会おう。」
「その為に、
お金も貯めよう。」
そう思っていたけど…
ううん、違う。
順番が、違う。
まず、決めること。
ポーランドに行くって、
まず決める。
それが先。
「お金が貯まったら●●しよう」
をずっとやってきたから、
生きてる間に
お父さんに会えなかったんでしょ?
だったら、
お父さんに会う。
会いに行く。
を先に決めること。
でないと、
いつまで経っても
お金が主役の人生を
私は歩むことになる
私の人生の主役は
いつだって
「私」
「お金が貯まったら●●しよう」
を続けても
●●は叶わなかった
●●するって
「私が」
決めることが先
まず「決める」が先
まず、「やる」って決める。
「お金がないから無理」
「お金がたまったらやる」
それって結局、
私が私を大事にしていない
ってこと。
いつまで経っても「お金」が主語で、
私の気持ちは二の次?
そんな人生は
私は嫌だ
だから
私が何をしたいか
私がどうしたいか
を
先に決めること。
決意すること。
「自分」を大切にしたいなら
「自分の心」がどうしたいかを
何よりも大切にしたいなら
「お金がないから無理」
って言って
やりたいことに
蓋をするのって
自分の心は凄く悲しむと思うな。
みんな、時間は有限
こうして
ポーランドのお父さんには
大切なことを教えて貰った
私がバカな間違いをしても
許してくれるような
私と主人が選んだ道は
どんな道でも
信じてくれるような
そんな優しさと愛で溢れた人だから
だから
お父さんから教えて貰ったことを
しっかりと心に刻んで
これからも自分の心に正直に
自分の心を大切にしながら
限りある人生の時間を
思いっきり楽しもう
そう思いました
生きてると
色々不平等や不公平なことがあるけれど
たったひとつ
確実なのは
皆いつか死ぬこと
だから
「お金がないから無理」
なんて人生はいい加減辞めて
「私はこれがしたい」
「私はこの人に会いたい」
って言う
自分の心の願いを
叶えてあげよう
自分の願いを叶えられるのは
自分しかいないから
そう強く思った
2025年の4月です
「この記事が
誰かの勇気の源になればいいな」
そう思いながら
書きました
一緒に
自分の心の願いを
叶える人生を送れたら
嬉しいです
読んで下さり
ありがとうございました
YOKO BAKES ヨーコ

写真は
先日お花屋さんで見つけた
早咲きの紫陽花
ポーランドのお父さんへ
いつも私たちと
一緒に
私たちに教えてくれた
大事なことを
忘れないように
こんな素敵なお父さんに
恵まれた私は
本当にラッキーです
お父さん
ありがとう