〈よーこーやーま!!〉
被っていた布団を剥がされ
冷たい空気にさらされる。
『ちょ・・・何なんすか!』
〈何なんすかちゃうわ!
もう昼休み終わる!〉
『ええええ!』
ベッドから出るのが嫌で
枕にしがみつく。
『嫌やぁ・・・行きたない・・・』
そしたら枕を奪われ
〈アホぬかすな。働け。
新人の横山先生♡〉
と背中を叩かれた。
『もぉぉぉ!最悪!
先輩のあほぉ!!』
渋々、大学時代の2個上の先輩
絢子さんのいる保健室を出て向かうのは
俺が日本史を教えるクラス。
もうすぐ昼一の授業。
たどり着くまでに何度も空を見上げた。
『はーぁ。仕事選び間違えたかなぁ・・・』
そんなモヤモヤとした日々。
────そんなどんよりとした世界に
鮮やかな光を注いで
ぶち壊してくれたのは
間違いなく
君でした。
