ドレスデンの陶磁器美術館を見学。

ドイツのザクセン地方アウグスト王は東洋磁器の収集家で、中国の陶磁器や古伊万里をこよなく愛し、集めるだけでは物足りなくなりマイセンでの磁器開発を命じた。これがマイセン陶磁器のきっかけとなったそうな。

美術館には、アウグスト王のコレクションの数々や、マイセンで当時作られた古伊万里・柿右衛門陶器の模倣品など数多く展示されていました。

↓17〜18世期の古伊万里。





↓柿右衛門



↓右の有田焼のコーヒーボットは、有田焼にオランダで注ぎ口などの付属品を付けで完成品となったそうです。

中国で当時作られていた伊万里焼の模倣品も展示されていましたが、青色や朱色の微妙な感じが少し違うかな?何かが違うという違和感はありました。(画像なし)

アウグスト王は、有田焼・柿右衛門流をとても好んだそうで、最初にアウグスト王の為に作られたマイセン食器の赤いドラゴンシリーズは、柿右衛門を参考に作らせたそうです。↓赤いドラゴンシリーズ

↓最初マイセンでは、中国陶磁器、古伊万里、柿右衛門の模倣からスタートしました。

↓古伊万里模造品 byマイセン


18世期にマイセンのシンボルであるブルーオニオンシリーズが出来上がり、今に至っています。↓初代ブルーオニオン

有田焼がなければ、今のマイセンは無かったと言っても過言ではない、と思いました。

我が家は有田焼と縁があるのでとても嬉しい気持ちになりました♪

ちなみに有田市はマイセンの姉妹都市だそうです。

今回も沢山目の保養をして、クタクタになりました^ ^