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マラカスの時間になると拒否し続けたSちゃんの話
リトミックレッスンでは
最後に童謡など歌いながら
マラカスをフリフリする時間があります♪
子どもサイズのカラフルなマラカスは毎年大人気！
「これをやらないと終わった気がしない」
保護者さまからも、そんな声をいただいています
3年ほど前の話です。
3歳のSちゃんは、そのマラカスタイムになると
壁に背中をピタッとつけたり
隅でしゃがみこんだりして踊りません。
お顔は眉毛が下がり
悲しそうだし
怒ってもいるようです。
今日はご機嫌斜めかな？
そう思ったのですが
次のレッスンでも同じでした。
マラカスを選ぶのも拒否！
断固動きません
そんな様子を、歌いながら見ていてピンときました。
Sちゃんは、マラカスの後は
さよなら
という流れがよく分かっていて
帰りたくない！
拒否をしていたんです。
それからしばらく
レッスンが終わってみんなが帰っても
私が片づけをしている間は教室にいて
側で見守ってくれる(笑)
片付けも終わると満足するのか
（諦めるのか…）
自分から靴を履きに行く。
そんな日が続きました。
「リトミックが大好きで…すみません💦」
とお母様は恐縮されていましたが
私はSちゃんの
お別れがさみしい
と思ってくれる心の成長がとても嬉しかったです。
今思うと、とっても愛おしい時間だったなぁと思います
なるべく気が済むようにさせてあげているうちに
さよならの前になっても大丈夫になりましたが
こういう表現をする子もいるのだなぁと
とても印象に残った出来事です
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