ウィーンでの4日間、昼間は美術館でエゴンシーレ、クリムト、ココシュカの絵を見て過ごし、夜は演奏会、オペラ、バレエに行きました。
写真は順番にアップしていきますね。
エゴンシーレの強烈な絵を毎日じっくり見ていたら、頭の中に住みついてしまい、昨晩シーレの自画像が夢に出て来てうなされました。
昨日、ベルリンに帰る前に立ち寄ったウィーン私立博物館にお客さんも監視の人もいなくて、誰もいない展示室でクリムト四作品、シーレ三作品を三十分くらい一人で見ていたら段々怖くなって寒気が来てしまいました。
それでうなされちゃったかな。
シーレは絵の輪郭というか、線がしっかり太くて、描かれている人物の目がカッと開いている絵が多く見ている人を真正面から見つめてきます。
向日葵や赤い花も枯れてるし、背景は黒や茶で描かれる人物が生々しく見ていて不安になります。
28歳の若さて亡くなるまでの彼の芸術テーマが生と死。
見ていて胸に突き刺ささってくるような人間の絵より人間がいない風景画のほうが、個人的に好きかもしれません。
風景画もシーレ自身の内面の孤独や不安、生と死を表しているそうです。