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まずこちらをご覧ください(*^^*)

 

①不登校のまま元気になろう!

②プロフィール

 

 

こんにちは。

学校に戻さない不登校相談の、

臨床心理士 よこちかよこです。

 

昨年末の出来事を記事に ふたつめ

 

昨年末、以前に

クライアントとして出会った親子に、

友人として再会する

ということがありました。

 

 

そのHaraさん親子との出会いは、

スクールカウンセラー(SC)

として勤めていた学校で。

 

中2の息子くんが

登校をいやがるようになった

とのことでした。

 

SCのやり方にもよりますが、

登校しぶりや不登校の相談への対応が

仕事の大半という

SCは多いと思います。

 

 

不登校は、

現状の日本の中学校では、

日本全国どこでも同じ割合で、

約30人に1人と言われています。

 

ただこれは、30日以上

欠席した時点でカウントされる人数。

 

登校しぶりの段階や、

登校はしていても教室には入らずに

保健室や別室ですごしたりする子

の数を含めれば、もっともっと膨らみます。

 

先日、そういった統計も

はじめて出ましたね。

→参考記事はこちら

この統計では、

上述のような「傾向」を含めると、

10人に1人と出ています。

 

 

 

 

そういった現状がしっかり知られれば、

多くの子がいろんな形でNo.と言っている

学校システムの問題そのものに

世間の目がもっと向くと思うのですが、ね。

 

 

とりあえずよくある

‘不登校相談’として出会った

Haraくんですが、

会った当初から

的確に自己表現ができる子でした。

 

「お!学校内でも出会えたぞ!」という感じ(笑)

それまで、息子が行くフリースクールや

その他の学校外の場所ではよく出会っていた、

「元気な不登校」の子でした。

 

この「元気」には

いろんな要素があるのですが、

要は、

深刻な愛着の課題があるとか、

発達の偏りが強いとか、

そういう感じがしないということです。

このへんは、また別記事で…。

 

 

つまるところ、

登校は辛いのだけれど、

それ以外はとりたてて問題がない。

 

でもだからこそ、どうして登校がそこまで

辛いのかわからなくて、本人も親も悩む…

というケースです。

 

 

こういうケースは、ほんっとーに!

システムとのミスマッチだと思うんですね。

 

ほんっとーに!と強調したくなるのは、

「そういう不登校」の存在を認めない空気が

学校現場にはどーにもこーにもあるからです。

 

#1でも書きましたが(記事はこちら

現状の学校ではまだまだ、

登校しぶりや不登校は、

問題のある子どもや家庭に起こるものという

信念みたいなものがあります

 

そんななかで、このHaraさん親子も、

お会いした当初は

痛々しいほど悩んでいました。

 

 

ここで、

あなた(の息子)は健康です!

学校(システムね)が悪いんです!

悩むことないし、そのままでいいですよ!

とか言いませんよ、もちろん(笑) 

本当は言いたいけど…

 

現実、

不登校は社会的不利になる可能性は

大いにあるわけなので、

問題ないですよ、わっはっは

と元気づけていてもはじまらないのです。

 

ただ、

いわれのない自責感(本人&親の)

に疑問を投げかけ、

「皆と一緒」をいちぶ求めつつも

どこかで拒んでいる

あなた(の息子)の心は

とても正直で強いんじゃないのかな~、

と伝えていきます。

 

そんなメッセージがスッと伝わるケースも

伝わらないケースもあるのですが、

(そもそも伝えられないケースもある)

やはりHaraさん親子は

聡明で柔軟だったな~と思います。

 

別室登校したり、部活だけ参加してみたりと

学校復帰の方向を探りながらも、

早い段階で学校外の学びの場を

模索されました。

 

そして求めれば得られるもので、

知人のご紹介で

エバコナ語学学校に出会われたのです。

→HPはこちら

さあここからの、

この親子の行動の早かったこと!

 

 

(画像はHPからお借りしています)

 

 

知人の息子さんが

実際にこの学校に通っていたこともあり、

その方からの学校説明を経て、

学校長のマクリーンえり子さんと

親子面談し、家庭内調整を経て

(ご夫婦での見解の相違もあったそうですが、

何度も何度も話し合いをされたようです)

中3手前の春休みから旅立ちました。

 

 

次回記事では、初帰国したHaraくん

インタビューで見えた

ニュージーランドでの生活や

語学学校の様子なんかを

お伝えしますね(*^^*)