こんにちは。

学校に戻さない不登校相談の、

臨床心理士 よこちかよこです。

 

 

私は10年間、学校現場で

スクールカウンセラーとして

「不登校支援」に携わってきました。

 

この「不登校支援」

なかなか簡単には説明できない

複雑な現状なんです。

 

やはり学校現場としては

「不登校」をなくしたい、

「不登校」の子がいたら戻ってほしい、

どうしたら戻れるだろうか・・

といった視点から

スクールカウンセラーを

活用することにはなります。

 

当事者や親御さんの状況や

お気持ちをよく聞くのが基本のキですが、

その当事者や親御さんも

「戻りたい」「戻ってほしい」

「どうしたら戻れるか」

といったお気持ちであることが多いです。

 

が、しかし、

なかなか簡単には戻れません

(簡単なケースもありますけどね)。

 

そしてね、さきほど言ったように

なかなか複雑な現状があり

(日本の学校教育そのものとか、

もっと言えば社会そのものとか、ね)

戻ればいい、という

問題でもないなあ~と感じることも。

 

 

 

で、ここへきて

「学校に戻さない不登校相談」

をはじめるわけです。

 

けっこう勇気がいることなんですよ、これ()

なんか、

「学校」を敵にまわすみたいな、ね。

決してそういうつもりはないんです。

 

私は基本的には学校現場が好きですし、

学校教育の大切さも感じていますし、

教師という立場の方々も基本的には善良で、

一生懸命な人が多いと感じています。

 

ただ、子どもの多様性に

対応しきれていないのは間違いないな、と。

 

なにしろ、子どもが学ぶ場を

ここまで選べないのは

先進国では日本くらいですから。

参考文献『「生きる力」の強い子を育てる』天外伺朗

こういった教育問題については、またおいおい

 

 

さて、記念すべきブログ第1号のタイトル

「不登校のまま元気になろう!」には、

いろいろな思いを込めました。

 

不登校って、1994年にわざわざ文科省が

「誰にでも起こりうるもの」

という見解をだした割には、

いまだに世間的に

ぜんぜんそう思われてないんですよね。

 

やっぱりどこか

「問題のある家庭」

「集団になじめない子」

に起きるようなイメージがあって、

わが子の身に起きたときに、

「何が問題だったのだろう?」

「育て方を間違ったのかしら?」って

どんな親御さんも悩まれます。

 

文科省が出した見解って、

こういう悩みや葛藤の負担を

軽くする目的もあったはずですが、

はっきり言って、

ぜんぜん効果発揮してないですね()

それはなぜか・・

 

 

 

だって、

現実的に他に行く場所ないんだもん!

 

これに尽きると思っています。

 

世間的に社会的に、

行き場が用意されてないって、

存在を認められてないと同じですよね。

 

そんな現状だから、

学校が辛いという状況に陥ると、

子も親もとことん悩み、

葛藤し、自分を責める・・・

というサイクルにはまり、

どんどん元気がなくなってしまいます。

で、「支援」を・・

ということになるんでしょうけど・・・

 

この「支援」についても

おいおい書いていくとして、

私は、学校に戻る戻らないにかかわらず、

つまり

不登校のまま、

その子が自分らしく元気になれる

といいなと思っています。

 

 

 

学校に戻れたから元気になったね

元気になったから学校に戻ろう

 

それもアリですが、

とことん不登校のままで元気になろうよ!

そんなメッセージ満載の

ブログを目指します。

週1ペースで更新していきますので、

よかったら読んでくださいね

 

 

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