いじめについて。
子供たちのいじめ問題は、昔からある。
いじめられる方にも原因があると言われている。
いじめる側を擁護する意見も根強くある。
いじめる側の心に寄り添うと、
彼ら、彼女らが心に満たされないものを
抱えているのがわかる。
それは、親からの愛情の欠乏感だったり、
自分も他の子からいじめられた体験だったり、
いろんな原因がある。
人にはやられたら、やり返すことで
心のバランスをとるようなところがあるから、
自分より強いものにやられたことを
自分より弱いものにやり返す。
身に覚えのないやられた方は
自分がなにか悪いことをしたんじゃないかと
思い、悩んでしまう。
いじめられる子には心のやさしい子が多いから、
いじめられる原因をいじめる方ではなく、
いじめられる自分の方に見ようとする。
だが、いじめる方がなにもしなければ、
いじめなんて起こらない。
いじめる方の原因を取り除かないと
いじめはなくならない。
社会全体がそのことに気づかないと、
いじめられて自死などという悲劇がまた
繰り返されるのではないか?
そう思う。