おばあちゃんの思い出。
私はおばあちゃん子だった。
なぜなら、五人兄弟の四番目で、
母は育児より家事を優先せざるを得なかったから、
私の面倒をおばあちゃんが見てくれた。
今思うと、それで母もずいぶん助かっただろう。
おばあちゃんだけでなく、二人の姉も私の面倒をよく見てくれた。
二人が愛読していた少女漫画を私も自然に読むようになったり。
で、おばあちゃんの話で、思い出深いのは、
(別にスピリチュアルな話ではない)
当時、私が好きだった『帰ってきたウルトラマン』の人形をクリスマスプレゼントに買ってもらったこと。
(写真はイメージです)
あらかじめ、二人で買いに行き、自分で選んだので、クリスマスがとても待ち遠しかった。
ビニールに入ったウルトラマンを見に行っては、
早くこれで遊びたいなあ、とクリスマスを待った。
今の時代は、ワンオペ家事が主流で、
おばあちゃんがそばにいる世帯は珍しいと思うが、
自分のことを振り返っても、子育てはおじいさん、おばあさん世代に参加してもらった方がよいと思う。
タイでは、むしろそれが当たり前だから、
子持ち女性も安心して仕事を続けられるのだという。
日本もそろそろ、戦後の核家族という文明実験を卒業したらどうだろうか。