龍の視点で見れば、
長生きして、介護が大変な家族もいれば、
先立たれて、悲しみの涙を流す家族もいる。
人間はすぐに死ぬ。
早いか遅いかの違いがあるだけ。
龍の視点から見れば、そう大きな隔たりはない。
死ねば、みな、あの世に行くが、
あの世にもいろんな世界があり、
どこに行くのかは、この世の生の結果で決まる。
龍は、この世とあの世の次元の壁を越えることができるもの。
この世にありて、この世におらず、
この世とあの世を自由に行き来するもの。
時折、我が背に乗り、
あの世に帰るものたちがいる。
それは、龍縁深きものたち。
龍は、風を起こし、雨を降らせ、雷を呼ぶ。
自然界の眷属。
人間には興味がある。
この地球という星で、一番重要な使命を担うのは、人間なり。
人間とは、愚かで愛しい存在。
その愚かさゆえに、失敗も多い。
仲間同士でいがみ合い、殺し合うのも人間。
仲間同士で慈しみ合い、愛し合えるのも人間。
そんな人間の営みを我々はじっと見守っている。
そして、時には、浄化の雨を降らせる。
地球を統べる神は、地球を創造したまう。
地球に多くの生命を生かしむる。
地球上での生命の繁栄が、その神の願い。
だから、人間たちがわが国えらしと他国と争うは、神の望みにあらず。
人間たちの争いの想念は、地球をおおう黒い霧。
それが堆積していくと、地球の神を苦しめる。
地球の神は、その存在の大きさゆえに、人間に認識されることはあまりないが、
おあします存在。
龍は地球の浄化を司る。
人間のしもべにあらず。
地球を浄化するために、
人間のためた暗きエナジーを風で吹き飛ばし、
雨で洗い流す。
人間よ。
おのれの発したものを見るがよい。
見えないから、無自覚になっているかもしれぬが、
なんじらの発した我欲の想いは暗きエナジーとなっておるぞ。
それは地球本来の波動と合わぬがゆえ、
地球の神をも苦しめるのじゃ。
人間の身体に例えるなら、がん細胞のごときもの。
人間よ。自分の犯した過ちに気づけ。
気づいても、自己を正当化するために、無視するのをやめよ。
そなたらが、戦争をやめぬ限り、暗きエナジーは地球の神を苦しめ続けるであろう。